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大英博物館で「日本の漫画展」を開催。公式ブログから最新情報をいち早くご紹介!

30代。仕事と恋愛に邁進中の中堅ライター

2019年5月23日から8月26日まで、日本の有名漫画家の原画などを展示するイベント日本の漫画展」(The Citi exhibition Manga マンガ)がロンドンの大英博物館で開催されます。2018年12月5日に、プレスリリースと公式ブログ上で、その概要が発表されました。そこで、QOOL読者の皆様にいち早くその最新情報をご紹介したいと思います。

大英博物館のオフィシャルページからの最新情報

展示コンセプト

出典:Trustees of the British Museum

公式Twitterには、いきなり大きなゴールデン・カムイのイラストが出現。ちょっとマニアックな展示会と思いきや、次の文字が。

Enter a graphic world where art and storytelling collide in the largest exhibition of manga ever to take place outside of Japan.

日本以外で、行われる世界最大規模の漫画展と言うコンセプトが書かれおり少し安心。これは、期待出来そうです。但し、その下には、この様な画像が…。

出典:Trustees of the British Museum

調べてみると、河鍋暁斎画 新富座妖怪引幕 (かわなべきょうさいが しんとみざようかいひきまく)と言う作品らしいです。

幕末明治の戯作者仮名垣魯文(かながきろぶん)が、明治前期に東京を代表する劇場であった新富座に贈った引幕。明治13年(1880)6月30日に、魯文の友人である暁斎が、酒を楽しみつつ4時間で書き上げたという。(早稲田大学演劇博物館所蔵)

どうやら、大英博物館がマンガと定義するのは、アートと文字がせめぎ合うグラフィック世界 ”graphic world where art and storytelling collide”という事みたいです。これは、少しジャンルが広く、奥が深そう?しかし、西洋人がマンガに持つ世界観が垣間見え、これはこれで興味深いです。

主要な展示内容をピックアップ

ブログには、12の展示予定作品が紹介されているので、主要な所を紹介したいと思います。

The Tale of the Monkeys (鳥獣戯画)

出典:Trustees of the British Museum

12世紀に作られた最古の漫画です。日本史の教科書にも登場しますね。

Hokusai manga(北斎漫画)

出典:Trustees of the British Museum

続いて「北斎漫画」。18世紀後半から19世紀半ばまで息の長い活躍をした葛飾北斎作です。そういえば、昨年も大英博物館で北斎展が単独開催され、そこに現存1枚だけと言われる北斎の娘“葛飾応為”の作品も展示されて話題を呼びました。『眩〜北斎の娘〜』という宮﨑 あおいさんのドラマも話題を呼びました。

Topical Manga “Jiji Manga”(時事漫画)

出典britishmuseum.org

北澤楽天(1876–1955などが活躍した雑誌「時事漫画」。アメリカの新聞が日曜に時事ネタの漫画を掲載していたのを模したと紹介されています。

Red books ”Akahon”(赤本)

出典:britishmuseum.org

1940年代に、進駐軍の検閲下で登場した長編漫画誌「新宝島」などの赤本が紹介されています。「鉄腕アトム」などで有名な手塚治虫(1928–1989の名も垣間見えます。

Garo magazine(ガロ)

出典:britishmuseum.org

漫画ファンの間では、伝説となっている雑誌「ガロ」。学生運動など退廃的な世相の中で、劇画という漫画の新しいジャンルを切り開いた先駆的な雑誌と紹介されています。代表作として紹介されているのは、白土三平(1932-)の「カムイ外伝」。

Hagio Moto, The Poe Clan(萩尾望都、ポーの一族)

出典:britishmuseum.org

1970年代に確立した少女マンガジャンルからは、萩尾望都(1949–)「ポーの一族」が。紹介のされ方は、“such as stories that featured only boys, love between boys, and friendship approaching love”。(登場人物は美少年のみ。彼らの愛に近い友情の物語 )と現在のBLコミックの元祖の様な紹介のされ方です。

最近のマンガの展示はあるのか?

やはり、マンガファンとしては現代作品の展示が気になる所。探してみると最後に二つありました。

Oda Eiichirō, ONE PIECE(尾田栄一郎、ワンピース)

出典:britishmuseum.org

やっと来ました。おなじみ尾田栄一郎(1975—)作のONE PIECE13億5千万部を売り上げた近年、最も成功した漫画として紹介されています。誰もが納得でしょう。

Kōno Fumiyo, Gigatown (こうの史代、ギガタウン漫符図譜)

出典:britishmuseum.org

ちょっと意外と思ったのは、こうの史代(1968–)さんの作品。「この世界の片隅で」が、アニメ化や複数回実写化され、人気なのは確かですが紹介されているのは今年刊行の4コマ漫画の「ギガタウン漫符図譜」。鳥獣戯画のキャラクターを借りて表現するモダン・アーティストという紹介のされ方です。

初回プレスリリースからの印象

出典:Trustees of the British Museum

昨日公開されたブログから、展示作品とその抄訳を書いて見ました。まだまだ、全体像は漠然としていますが、日本国外最大と銘打っているからには、あっと驚く様な展示物が出てくる可能性もあります。プライベートな話になりますが、数年間暮らしたことのある街での気になる展示会。取材も兼ねて、久々ロンドンへ行ってみようかな?などと考えております。これからも、情報が更新され次第ご紹介します。

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