愛煙家のステータス〈エス・テー・デュポン〉を大解剖!イケてる男性が知っておきたいライター

歓楽街・すすきの――バカラのグラスがカラフルなネオンカラーでいろどられています。贅沢な果実のみずみずしいカクテル。粉雪がちらつくすすきのをながめながら、お洒落なバーでカクテルを堪能していた午前0時に響き渡った〈キン〉という澄んだ音色。音色にみちびかれるよう振り返りました。

カウンターでグラスを傾けていた、アットリーニのスーツのダンディーな男性がいます。マルボロをふかしています。どうやら、片手に握られているおしゃれなライターの開閉音だったようです。芸術品のような精緻な図柄に感嘆するしかありません。

いったい、あの素敵なライターはなんだったのだろうか。〈キン〉という特徴的な開閉音がするライターは、調べてみるとすぐにわかりました。

愛煙家たちの羨望の眼差しを浴びる、エス・テー・デュポン。

実は、世界的著名人だとマリリン・モンロー、パブロ・ピカソ、日本の著名人だと福山雅治、小栗旬、織田裕二なども、デュポンの愛用者として知られているのです。小栗旬・織田裕二といえば、芸能界でも喫煙者として話題にあげられます。

そんな愛煙家のステータスともいうべきエス・テー・デュポン。男性なら知っておきたいものです。

そこで今回は、エス・テー・デュポンのライターについて説明していきます。

エス・テー・デュポンのライターとは?

Le Grand S.T. Dupont (公式サイト)

エス・テー・デュポンには特徴的な金属音がするシリーズと金属音がないものがあります。また、それぞれのシリーズに限定モデルが存在しているのも魅力のひとつです。まずはエス・テー・デュポンのライターについて、代表的なシリーズごとにご紹介していきます。

LINE2(ライン2)

 

参照:amazon.co.jp

エス・テー・デュポンのライターといえば、このLINE2(ライン2)シリーズだといえるでしょう。特徴的な〈キン〉という開閉音がします。また、どのモデルも芸術品レベルといえるほど、精緻な装飾を施していることも特徴としてあげられます。ライン2(37×62×11㎜)

GATSBY(ギャツビー)

参照:amazon.co.jp

ライン2との共通点を持ちながら、よりコンパクトになっているのがギャツビー(37×56×11㎜)です。ギャツビーもライン2のように開閉音が特徴です。

ちなみに、福山雅治が愛用しているのがギャツビー、小栗旬が愛用しているのがライン2であることがわかっています。

LINE1(ライン1)

エス・テー・デュポンとして誕生したのがLINE1(ライン1)です。ライン2よりも大きめのサイズになっています。また、ライン1には開閉音がありません。現在は製造していないので、〈レア〉なデュポンだといわれています。

デュ・グラン・エス・テー・デュポン

参照:Le Grand S.T. Dupont (公式サイト)

最新技術を惜しみなく詰め込んだ〈デュ・グラン・エス・テー・デュポン〉。最大の特徴は〈火〉にあります。イエローフレーム、トーチフレームという2種類の火を同時に噴出できるようになっているのです。イエローフレームは熱量を含んだ丸みのある炎、トーチフレームは短時間での着火を実現するパワフルな炎です。喫煙をするときに必要な機能性をすべて満たしているといえるモデルでしょう。

SLIM7(スリムセブン)

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エス・テー・デュポンのライターで極薄を実現したモデルです。ネーミングのとおり、その薄さは7㎜。重量も45gと軽量です。まさに、持ち歩きのためのデュポンです。

気になるエス・テー・デュポンの製造工程

参照:Le Grand S.T. Dupont (公式サイト)

芸術品とさえいわれるエス・テー・デュポン。ひとつのライターに組み込まれる備品は70個におよぶとされます。そして600の工程を経て完成します。製造から販売まで、実に4〜5ヶ月かかるのです。

①エングレービング

エングレービングとは銅版画の技法のひとつです。金属板を傷つけることによって模様を刻みます。繊細なタッチの絵画で知られているアルブレヒト・デューラーのエングレービング芸術も知られています。デューラーはルネッサンス期の芸術家です。それだけ、エングレービングという技術が古くからあるものだとわかるでしょう。

エス・テー・デュポンの装飾も、基本的にはエングレービングです。独自のエングレービング技術によって図柄を刻んでいきます。

②ジャパニング

ヨーロッパでは漆塗りのことをジャパニングといいます。東洋文化であった漆塗りが西洋にもたらされるようになり、さらに独自のものとして発展していきました。

エス・テー・デュポンのライターもジャパニングで彩色されます。いうまでもなく、使用するのは純正漆です。熟練の職人によって、丁寧に重ね塗りされていきます。

③品質検査

エス・テー・デュポンはどのモデルであっても、厳密な品質検査をクリアしたものだけが販売されます。ライン2、ギャツビーにいたっては、その開閉音までチェックされるのです。だからこそ、デュポンクオリティーだといえるでしょう。

デュポンの開閉音のミステリー

エス・テー・デュポンの開閉音の仕組みは非公開になっています。そもそも、この開閉音は開発過程で偶然生み出されたものだといいます。デュポン愛用者は様々な仮説を立てて盛り上がっているようです。

エス・テー・デュポンの歴史

参照:Le Grand S.T. Dupont (公式サイト)

フランスのパリでナポレオン3世のカメラマンをしていたシモン・ティソ・デュポンは、皮職人の経験がある25歳の青年でした。フランスの地方都市からやってきたシモン青年は、やがてパリに工房を構えます。この工房では、フランスの上流階級をターゲットにした高級トランクケースの特注品を手がけていました。そのクオリティーが社交界で話題となり、上流階級の人々にとって必需品となるまでに時間はかかりませんでした。

ルーブル百貨店の正式納品メーカーとなったことで、本格的に製造・販売がおこなわれるようになりました。やがて、デュポンはシモンのふたりの息子に託されます。デュポン兄弟は事業拡大のためファヴォルジュに工房を移転しました。現在でもデュポンのライターはここで製造されています。

アメリカでも支持されるきっかけになったのは、ルイ・カルティエの参加として、カルティエのブティックで自社製品を販売するようになったことです。このとき、ラグジュアリーな旅行アイテムブランドとしての地位を確固たるものにしたのです。

ですが、第二次世界大戦をむかえると状況が一変します。旅行自粛ムードによって売り上げが激減してしまったのです。ここで、ターニングポイントになったのが、マハラジャからのオーダーでした。ハーレムのための特別なイブニングバックとそのためのゴールドライターを所望しました。

デュポンの威信にかけて、芸術性をそなえたポケット・オイル・ライターが開発されました。依頼主であるマハラジャがとても満足したそうです。以来、エス・ティー・デュポンではライターの開発・製造を本格化させます。第二次世界大戦後、ほどなくしてガス・ライターの開発・製造に成功、特許を取得しています。

現在では主力製品であるライターを中心に、高級筆記具、高級革製品、アクセサリー、オリジナル香水といったアイテムを世に送り出しています。

最近のエス・テー・デュポンはコラボレーションが特徴

参照:amazon.co.jp

最近の特徴としては、コラボレーションライターの存在があげられるでしょう。劇中でもデュポンライターがみられる007(ダブルオーセブン)とのコラボレーションは、映画新作発表のたびに限定販売されます。

デュポンライター愛用者だったピカソとのコラボレーションもあります。実際に、ピカソは購入したデュポンに絵を描いて家族にプレゼントしているのです。

また日本ではワンピースの作者である尾田栄一郎がデザインした限定デュポンも販売されました。ちなみにこのワンピースデュポン、作中の喫煙者であるサンジが〈キン〉と音を鳴らして使用しているシーンがあります。

男性に持ってもらいたい デュポンのおすすめモデル

男性が持っていると女性も一目置きたくなる、おすすめのデュポンモデルをご紹介します。

モンパルナス ブルー・ローズ (ライン2)

参照:Le Grand S.T. Dupont (公式サイト)

ライン2のクラシックともいえるのが〈モンパルナス〉です。ライン・ダイヤヘッド・ヘアーラインカットが特徴になっています。ここでおすすめしたいのが、ブルー・ローズのカラーです。純正漆の深みあるダークブルーとピンクゴールドのカラーバランスが絶妙です。
S.T.Dupont LIGNE2 SERIES 16884 デュポン ガスライターライン2 モンパルナス クラシカル NEWロゴ ブラック純正漆 ゴールド フィニッシュ 対応ガス/ゴールドラベル [並行輸入品]

ピカソの鳩 (ライン2)

参照:Le Grand S.T. Dupont (公式サイト)

ホワイトで塗り込んだ純正漆に、ピカソの鳩の絵を描いたエス・テー・デュポンです。このピカソの鳩は1949年、第二次世界大戦終戦間もなくに開催された第一回国際平和会議にあわせて、平和の象徴として描かれたものです。ピカソモデルとしては、女の横顔(1965年)をモチーフにしたものもあります。

デュポン Dupont ライター ライン2 ホワイトナチュラルラッカー パラディウム ピカソ DOVE (平和の鳩) 016268 (国内正規品)

ブラッシュパラディウム (ライン2)

参照:Le Grand S.T. Dupont (公式サイト)

ブラッシュパラディウムという素材をベースにした、シンプルかつ洗練されたライターです。独特の光沢に高級感が感じられます。ちなみに、GACKTの愛用デュポンとして知られているのもこのモデルです。さらに、ダイヤモンドもあしらっているそう。デュポン収集家で、他にもたくさんのデュポンを持っているともいわれています。

(デュポン) Dupont ライター LINE2 16620 ブラッシュパラディウム(ガス1本・フリント1シート特典付) 正規品

最後に

男性がさりげなくデュポンを取り出して、〈キン〉という金属音を鳴らしてタバコをふかしたら、女性も「かっこいい」と見惚れてしまうものです。

もし、ここで取り出したのが100円ライターだったら、かっこいいなんて思わないでしょう。それくらい、喫煙する男性の魅力をアップしてくれるのがエス・テー・デュポンです。喫煙者ではないのに持っているという男性もいるくらいです。

もし、100円ライターをふところにしのばせているのなら、いくら高級スーツに身を包んでヘアスタイルをセットしたとしても台無しかもしれません。デュポンのライターを検討してみてはいかがでしょうか?

この記事のライター

muramoto mutsumi

北海道札幌市出身〈20代後半〉趣味で恋愛小説も執筆する恋愛体質なフリーライター 男性のためになる女性視点の恋愛記事を心がけています

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