【誕生60周年】今も変わらぬミニクーパーのキュートでスタイリッシュな魅力

【誕生60周年】今も変わらぬミニクーパーのキュートでスタイリッシュな魅力

ルパン3世シリーズや、その車名をそのままフューチャーしたミニミニ大作戦など様々な作品の重要なギミックに使われることが多い小型車ミニ又はミニクーパー。今年で誕生してから60年を迎えます。普遍のデザインコンセプトで、今もなおそのキュートかつスタイリッシュな魅力で人々の心を離さない名車ミニ。中でもローバーミニと呼ばれるクラシックモデルの魅力を探ってみたいと思います。

ミニ(ミニ・クーパー)をおさらい

ミニ (83年05月~01年06月)
出典:カーセンサー

ミニ・クーパーの名の由来はジョン・クーパー氏から

出典:Club Cars Mini

ミニが今でもミニ・クーパーと呼ばれる由縁はジョン・クーパー氏から。1923年にロンドンで誕生した彼は、父親とレーシングカーの製造販売を行なっていました。その代表的な車がクーパー500。1950年代のF1レースに度々出場。優勝回数は16回という好成績を収めています。

名車ミニの誕生

モーリス・ミニ・マイナー (1959年)
出典:wikipedia

片やミニは当時の英国で最大の自動車企業BMCが開発した大衆車。機能優先でかつ無駄を省いた設計は、当時から革命的と呼ばれるほど高い評価を受けていました。また1956年に勃発したスエズ動乱で石油価格が高騰。その高い経済性は1000CC前後の乗用車さえ維持することが困難となった英国国民に、大いに歓迎されました。

クーパー氏が目をつけた驚異的なハンドリング性能

出典:IR Japan

ミニの設計者イシゴニス氏とジョン・クーパー氏は旧知の仲。英国内のサルーンカー選手権でライバルロータス社の後塵を拝し続けていたクーパー氏は、ミニの驚異的ハンドリング能力に驚嘆し、共同で機敏・経済的・安価な車を開発することを決断します。結果生まれたのが、1962年に発表されたADO50オースチン・ミニ・クーパーおよびモーリス・ミニ・クーパーです。

クーパーモデルの誕生とミニ人気が高まった1960年代

1965年モンテカルロ・ラリー優勝車 AJB 44B
出典:Wikipedia

クーパーモデルの誕生

モーリス・ミニ・マイナー(オリジナルモデル)に搭載されていた848 cc のエンジン排気量を997 cc まで増加。排気量出力も34馬力から55馬力に向上させる。エンジンはレースチューンされたSUツインキャブレターとディスクブレーキが装備。これは当時の小型車には画期的なものであった。当初1000台の発注だったが、1967年の販売終了までに12,274台が販売されています。

クーパーSの製造開始

1965年モンテカルロ・ラリー優勝車 AJB 44B 出典:Wikipedia

 

1963年にはよりパワーアップした「クーパーS」モデルの開発を開始。1,071 cc エンジンと、大径ディスクブレーキが特徴で、1964年のモデルチェンジまでに計4,030台を販売。その後、排気量を1275ccまで増加させることに成功し、1971年までに40,000台を販売した。他方、サーキットレースのクラスに準じて追加した970ccクラスは963台と低迷した売上で1965年に生産中止となりました。

大衆文化・サブカルチャーそしてラリーがミニ人気を増幅

出典:http://www.mydearmini.com/

1960年の英国大衆文化史にその名がしっかりと刻まれているミニ(ミニ・クーパー)。それを牽引したのは、映画・ミュージシャンそしてセレブリティー達でした。ビートルズは複数のMVにミニを登場されていますし、なんとエリザベス女王自らがミニのオーナーでした。また、ミニクーパークーパーSは1964年、1965年、1967年のモンテカルロラリーで総合優勝を果たしています。

出典:Grace Kenuma

高い性能と評判に反した低利益率が問題に

出典:Club Cars Mini

1960年代を通じてミニのセールスは全モデルを通じて好調。しかし、簡素化できない駆動システムが高コストの原因となりました。他方、英国フォードとの激しい販売競争の渦中にあったBMCは、値上げどころか時には、製造原価割れの価格設定さえ余儀なくされ、好調の販売数とは裏腹の低利益に喘ぐ自体に陥りました。

1994年 ミニブランドはBMW傘下に

1994年、BMCからミニの製造を引き継いだローバー社はイシゴニス氏の甥である ベルント・ピシェッツリーダー氏が社長を務めるBMWの傘下へ。ローバーグループの経営統括に加えミニブランドもBMWに買収されます。その施策としてBMWがニューコンセプトのミニの開発を決定。多額の開発予算を計上する。同時に、コストダウンが顕著化し、コラボレーションモデルなど特別仕様車の発表が相次ぎます。

2000年 BMWはローバー社の部門整理を開始しニューコンセプトのミニを開発

New Mini Cooper
出典:wikipedia

BMWによる経営サポートにも関わらず、多額の負債を抱えたままのローバー社は事実上の解体。BMWは、商標と仕掛かり中の開発案件を引き継ぎローバーの関与がないミニ(所謂、BMBミニ又はニューミニ)を販売する事になります。ここで、1960年に一世風靡し、英国のサブカルチャーをも牽引したローバーミニは終焉を迎えます。

クーパー氏は引き続き相談役として開発サポート

出典:Club Cars Mini

BMB傘下となってもクーパー氏は引き続き新生ミニのデザインに関する相談役としてその名を留めています。クーパースピリットは脈々と引き継がれているということでしょうか?

現在も人気のローバーミニ(クラシックミニ)

日本には、未だローバーミニのファンが数多く存在しヴィンテージカーとして根強い人気を誇っています。ここでは、現在市場に流通するクラシックミニ達をご紹介して筆を置きたいと思います。最後までお付き合いいただきありがとうございました。

ローバー MINI クーパー MK-1仕様 (1998年)
出典:goo-net

 

ローバー MINI クーパー 1.3(1997年)
出典:goo-net

ローバー MINI クーパー1.3i AUTO (1995年) 出典:goo-net

この記事のライター

MIKA

海外ドラマフリークのフリーライターです。映画やドラマのシーンから使える恋愛テクニック、合コンに役立つ記事を中心に執筆します。性格は猪突猛進。思い込んだら一直線に進むタイプです。

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