【歴史的建造物にも注目】江戸情緒漂う神田・小川町周辺の老舗グルメ探訪レポート

「神田の生まれ」とは古くから江戸っ子の代名詞。筆者がかつて勤務していた神田小川町周辺には、江戸後期や明治の文明開化の匂い漂う老舗の飲食店が多数ありました。そして、昼食・夕食・接待など様々なシーンでそれらを訪問することが会社勤めの楽しみの一つでもありました。そこで、今日は歴史を感じる建造物だけでも楽しめる神田と小川町周辺の老舗グルメをレポートしてみたいと思います。

神田小川町周辺の老舗グルメレポート

江戸前を代表する料理からまずは、蕎麦の名店をご紹介。

蕎麦「かんだやぶそば」

出典:かんだやぶそば公式サイト

1880年(明治13年)、浅草蔵前のそば屋「中砂」の四代目・堀田七兵衛が、神田連雀町(現・神田淡路町)にあった「蔦屋」の支店「団子坂支店・藪蕎麦」の暖簾を譲り受け開業。「藪御三家(かんだやぶそば、並木藪蕎麦、池の端藪蕎麦)」の一角を担う店として有名。2013年(平成25年)2月19日 – 夜間に発生した火災により、東京都選定歴史的建造物の指定を受けた約600m2の店舗のうち約190m2を焼失したが2014年10月新店舗で営業を再開。

改装後の店内
出典:かんだやぶそば公式サイト

筆者オススメのメニュー

かんだやぶそばでの筆者定番コース。まず穴子白焼きあいやき(鴨ネギ)を日本酒(菊姫など)で頂きます。庭の景色を堪能し、酔いも回った頃、女将独特の節がついた注文を伝える声に促されるようにかけそばを注文し、〆とします。10月から3月までの季節は、奮発してかきそばに変更。お一人様でも臆することなく江戸情緒を十二分に味わえるオススメの名店です。

あなご焼き
出典:かんだやぶそば公式サイト

あい焼き
かんだやぶそば公式サイト

かきそば
出典:かんだやぶそば公式サイト

店舗情報

所在地:東京都千代田区神田淡路町2-10
TEL:03-3251-0287
営業時間:11:30〜20:00
定休日:水曜日(祝祭日の場合は変更あり)

<続いて歴史ある居酒屋の名店をご紹介いたします>

居酒屋「みますや」

出典:食べログ

1905年(明治38年)創業で110年を超える歴史ある居酒屋。関東大震災直後に建てられた枯れた木造住宅の風合いと「どぜう」の提灯が印象的な門構えは、レトロ好きの筆者には堪らない魅力。面構えにやられてしまうという感じです。

風情溢れるお品書きと定番メニュー

パソコン全盛時代にありながら、敢えて墨字の手書きメニュー。心揺さぶられるのは、筆者だけでしょうか?

出典:食べログ

 

そして、絶品の誉が高いメニューの数々…。

さくらさしみ:1300円
出典:食べログ

牛煮込み 600円
出典:食べログ

やはりこの人も来店していました。
出典:宮澤エマオフィシャルTwitter

店舗情報

所在地:東京都千代田区神田司町2-15-2
TEL:03-3294-5433
営業時間:11:30~13:30 17:00~22:30
定休日:日曜・祝日

<次は歴史的建造物で味わえる鍋物の名店を

あんこう鍋「いせ源」

出典:いせ源公式サイト

創業が天保元年(1830年)のあんこう料理のお店「いせ源」。聞くところによれば、東京広しといえどもあんこう鍋の専門店はここだけとか!

1830年(天保元年)、初代立川庄蔵が中橋広小路(現在の京橋三丁目付近)でどじょう屋「いせ庄」として創業。2代目立川源四郎の時、店を神田連雀町(現在の神田須田町)に移転し、いせ庄の「いせ」と源四郎の「源」から店名を「いせ源」に改称。当初は種々の鍋料理を供していたが、特にあんこう鍋に人気が集まったため、大正時代の4代目立川政蔵の頃にあんこう料理専門店となった。ただし、あんこうが獲れない夏季には柳川鍋等の料理も提供している。(出典:wikipedia)

歴史的建造物としての価値

出典:いせ源公式webサイト

東京都選定歴史的建造物 (平成13年選定)
選定理由
建設年:昭和7年(1932年)、設計者 – 不詳、構造と規模 – 木造3階、入母屋造りと2階の欄干に施された、菱形模様の彫が特徴。木製の看板は建築当時から使用

いせ源オススメのメニュー

あんこう鍋

あんこう鍋 1人前 3,500円(2人前からオーダー可能) 出典:いせ源公式サイト

 

丁寧に下拵えした「あんこう」を秘伝の割り下で煮立てるので、魚本来の特徴と奥深い味わいがご堪能出来ます。

刺身

あん刺し
あんこうの白身の薄造り。入荷次第の限定料理
時価(約2,000円)
出典:いせ源公式サイト

きも刺し
厳選した濃厚なあん肝のみを使用した代表的な料理
1,500円
出典:いせ源公式サイト

一品料理

煮こごり
あんこうの卵巣を特製の出汁で煮固めた料理
800円 出典:いせ源公式サイト

とも和え
煮込んだあんこうの身を肝と調理味噌で和えた料理
1,000円出典:いせ源公式サイト

 

店舗情報

所在地:東京都千代田区神田須田町1丁目11番地1
TEL:03-3251-1229
営業時間:11:30〜14:00 (L.O.13:30)17:00〜22:00 (L.O.21:00)
定休日:無休

<最後に本の街神田に相応しい文豪も通った名店をご紹介>

洋食「松栄亭」

2002年に新築されたが、老舗の面影を残した絶妙のフォルムの店構え 出典:食べログ

創業明治40年(1907年)の洋食店。初代店主堀口岩吉氏は麹町の西洋料理店で働いたのち、当時、東大で哲学を教えていたフォン・ケーベル教授の専属料理人を務めた方。そのご縁で同じく東大で教鞭を取っていた夏目漱石も、このお店に来るようになったとか。食通で知られる「鬼平犯科帳」の作者池波正太郎のエッセイでも触れられています。

建て替え前の松栄亭
1988年撮影
出典:ぼくの近代建築コレクション

創業当時から変わらないレシピで作られるメニュー。手書き感がレトロ。
出典:食べログ

オススメのメニュー

 

洋風かき揚げ
夏目漱石も愛したという逸品。豚肉、玉ねぎ、卵、つなぎに小麦粉を使用。自家製ラードでじっくりと揚げられる。
(950円) 出典:食べログ

ハヤシライス
That’s洋食屋とも言える定番メニュー
1300円
主典:食べログ

店舗情報

所在地:東京都千代田区神田淡路町2-8
TEL:03-3251-5511
営業時間:11:00~14:30、17:00~19:30
定休日:日曜・祝日

この記事のライター

MIKA

海外ドラマフリークのフリーライターです。映画やドラマのシーンから使える恋愛テクニック。合コンに役立つ記事を中心に執筆します。性格は猪突猛進。思い込んだら一直線に進むタイプです。

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