残念なイケメンfile厨二病の部屋

残念なイケメンfile厨二病の部屋

「あの人かっこいい…♡」

顔がいいと、それだけで得をすることがあります。見た目が麗しいと、素敵な男性だと思われますし、さっぱりしていると清潔感があると言われるでしょう。

しかし、中には顔だけがよく、そのほかの点がちょっと…という残念なイケメンも。今回は残念なイケメンエピソードをご紹介します。

残念なイケメンのプロフィール

  • Tさん(当時31歳)
  • イケメン俳優にいそうな整った顔立ち
  • 髪型や服装もダサくなく、流行を自分らしく取り入れたスタイル
  • 普段は会社勤めのためスーツが多い

彼とは共通の知り合いもいて、いわば「男友達」のような感覚で友人たちと何度も遊んでいました。彼が残念なイケメンだと知ったのは、友人たちと彼の家で鍋パしたときです。

部屋は綺麗に整った1LDK…???

仲の良い友人ではありましたが、基本的に外で飲んだり、遊んだりすることが多かったため、誰かの家に遊びに行くことは滅多にありませんでした。今回、友人の一人が、美味しいお酒をもらったとのことで、外ではなく誰かの家でという話になり、Tくんと一番仲の良い男性のNくんが「じゃあ、Tの部屋が綺麗だからそこにしよう」と言い出したのが始まりです。

玄関からリビングまで、どこにでもあるような普通のお部屋でした。リビングも綺麗に整頓されており、日頃から掃除をしっかりとする人なんだなと感じたのを今でも覚えています。Tくんに好意を寄せている友人も、Tくんに対する好感度が上がったようでした。

鍋パのための準備も事前にしてくれていたようで、至れり尽くせりの宅飲みとなり、みんなでわいわい楽しく過ごしていたところで、Nくんが「隣の部屋ってあのままなの」と。

私たちは、初めて招かれたのでなんのことだろうと思ったのですが、好意を寄せている友人が興味津々で「なになに?隣の部屋に何かあるの?」と身を乗りださんばかりに迫ってました。このとき止めていたらよかったと、今でも思っています。

Tくんはしぶしぶ、隣の部屋を開けて中を見せてくれました。私は、隣の部屋の扉からほど近い場所に座っていたので、中の様子をよく見ることができました。

扉の先は…異世界でした

最初に目に飛び込んできたのは、禍々しい何かです。

よくわからない世界に迷ったのかな、と感じたくらい不思議な空間が眼前に広がっていたのです。それは、リビングと異なり、汚れていた…のではなく、こちらもリビング同様綺麗にされていました。しかし、その内装が想定していたものの斜め上を行っていただけで。

インテリア? なんか、ドクロが置いてあるんですけど…

Tくんのもう一つの部屋は、ドクロやバッファローの置物、六芒星が描かれているポスターのようなものが満ち溢れていました。まるで黒魔術でも行うのだろうかというくらい、黒い…というか闇に満ち溢れた部屋です。Nくんはこの部屋のことを知っていたらしく、「前とあまり変わってないな〜」と行っていましたが、友人は「ひっ!」と短い悲鳴をこぼしていたようでした。

Tくんの部屋はいわば「厨二病部屋」というやつで、それこそ中学生時代にはまって今でもなお抜け出せていないイケメンだったのです。

誰にも迷惑はかけていないですし、普段は噯にも出さなかったので問題はありませんが、「彼女がいないのはそのせいか」と一人納得しました。

後日談

衝撃的なTくんの部屋を目撃してから一夜明け、Tくんに好意を寄せていた友人から連絡がきて、何かあったかなと思っていたところで「私もあんな部屋目指した方がいいかな」と爆弾発言が送られてきたのです。

てっきり、好意を寄せていた相手の趣味というか、部屋が厨二病だったと知ったのであれば、冷めてしまったと言い出すのではないかと想定していたのですが、こちらも予想を遥かに超えた発言だったので、驚愕しました。

自分が好意を寄せいている人と趣味があまりにも違ったら、「この人とは縁がなかった」と思うところですが、友人はそれでもいいと思ったのでしょう。なんとも希有な存在だなと思います。

そんなこんなで、私が出会った厨二病の部屋に住む残念なイケメンですが、今はどうしているのか、近況を友人に聞いてみようと思っています。彼は周囲に迷惑をかけないタイプだったのでたとえ付き合ったとしても外で恥ずかしい思いをすることはないと思いますが、趣味が合わないと黒魔術のようなものがたくさんある部屋で一緒に過ごすのは困難を極めるでしょう。

本当に服装や髪型・言動のどれをとってもイケメン!素敵!と思えるくらいの男性なだけあってとても残念なイケメンでした。

この記事のライター

atori ten

あまりまともな男性と付き合えなかったホステス。浮気男、サイコパス、知能レベルが低い男……。素敵な男性とお付き合いしたいけれど、なかなか出会えないと諦めているアラサー女子です。

この記事に関するキーワード

キーワードから記事を探す