止まる事ない情報操作 世界を震撼させるフェイクニュースの実態とは?

止まる事ない情報操作 世界を震撼させるフェイクニュースの実態とは?

仕事柄、朝のCNNニュース視聴は必須の筆者。ここ最近、どの時間帯でも必ずキャスターが話題にするのがフェイクニュース。その名が広く伝播するようになったのは、トランプ氏の大統領当選からでしょう。氏の選挙運動中に、情報を有利に改竄して、当選を勝ち取ったとの疑いは、2年半経った今でも消える事はありません。そして、トランプ氏の元顧問弁護士マイケル・コーエン氏の公聴会で、再燃しつつある米大統領選の情報操作に関するフェイクニュース。世界を震撼させるその実態を調査してみたいと思います。

フェイクニュースをおさらい

出典:朝日新聞デジタル

巷間に横溢するフェイクニュースと言う言葉の最新定義はどうなっているのでしょうか?

フェイクニュースの定義

主に、ウェブサイトやSNSで発信・拡散される、真実ではない情報。時に、マスメディアが発信する不確実な情報についていうこともある。政治的な目的で世論を操作するため、運営するウェブサイトのアクセス数を増やすため、ただ単にセンセーショナルでおもしろいからなど、さまざまな理由で発信・拡散され、その影響力が大きいことから社会問題となっている。(出典:小学館デジタル大辞泉

英語表記では、Fake News。Fakeは偽と言う意味。「初めから虚偽であることを認識した上で行う架空の報道や推測を事実のように報道する事」と言うのが最もしっくりくる様な気がします。又悪質なフェイクニュースは捏造報道とも言われます。

トランプ氏選挙運動で火がついたフェイクニュース問題と震撼の内容

出典:Yahooニュース

さて、フェイクニュース論争に火をつけた2016年のトランプ氏の大統領選挙運動活動とは、一体どんなものだったのでしょうか?

英国コンサルティング会社との共謀によるフェイクニュース配信

英ケンブリッジ・アナリティカ社が、フェイスブックで利用できる性格診断アプリを開発。当時のフェイスブックの連携アプリは、利用者本人のみならず情報友人の情報まで簡単に取得可能でした。同社は、学術目的として最大8,700万人分の個人データをフェイスブックから入手。2016年11月の米大統領選挙では、同社はトランプ陣営と契約。アプリから得た個人属性情報と有権者の嗜好や政治的方向性を把握した後、トランプ候補に有利な情報、対立候補のクリントン氏にとっては不利なフェイクニュースを配信。特に高齢者層が、フェイスブックのシェア機能を使ってフェイクニュースを拡散したと言われています。

トランプ陣営から配信されたと言われているフェイクニュースの内容

出典:CBSnews.com

未だ調査中の為、確たるものとは言えませんが、トランプ陣営によって流されたフェイクニュースが以下の様なものと言われています。

「ローマ法王がトランプ支持を表明した」

後日調査により事実無根と判明。

「対立候補のヒラリー・クリントンが過激派組織IS(イスラム国)に武器を供与した」

後日調査により事実無根と判明。

「街のとあるピザ屋が、大統領候補のヒラリー・クリントンが関わる児童売春の拠点になっている疑惑がある」

出典:HKennedyの見た世界

報道をSNSで知った男が「真実を知る」ためにピザ屋にライフルを持って押し入る「ピザゲート事件」(2016年11月)に発展し、フェイクニュース問題が物議を醸す端緒となった。又、ヒラリー支持のメディアと言われるニュース放送局CNNを、大統領就任間もない2017年1月11日にトランプが逆にフェイクニュースと批判した事で、報道が加熱し現在に至っている。

日本に於けるフェイクニュースの事例

出典:インプレス

トランプ氏のフェイクニュース報道が問題視された同時期2016年に、日本でも報道の捏造による虚偽報道がインナーネット上で複数発生しています。PVを稼ぐため、低コスト記事量産で無料ネットメディアの構造的問題が指摘されたのもこの頃です。

サイゾー系ウェブサイトのネットニュースがNHK関係者の発言として番組内の捏造を示唆

出典:ビジネスジャーナル

サイゾー系のウェブサイト「ビジネスジャーナル」で表記の様な誤報が発生。同社によるNHK取材の事実はなく、関係者の回答は架空。執筆したのは、同社と契約した20代男性で報道や執筆に関わる業務は、これが初めてだと判明。同サイトは編集長ら3名の社員が運営。30人程度の外部執筆者と契約し、1日10本程度の記事を公開していたが、事実関係の真偽(所謂裏とり)をせずに配信した事が大きな物議を醸した。

DeNA「キュレーションサイト」問題

出典:CNET Japan

同社が買収した複数のキュレーションサイトで、人間の生命や健康に重大な影響を及ぼす虚偽の記事が多数発覚。同社に限らず同種の所謂「まとめサイト」の大多数が、一時閉鎖する事態となった。買収先の元経営者でDeNAでも継続して同事業を管掌していた執行役員の村田マリ氏は後日、辞任する。

フェイクニュース製作現場を舞台にしたドラマ

出典:NHKアーカイブス

つい先頃放映されたばかりなので、覚えている方も多いはず。北川景子さん主演のドラマ「フェイクニュース」。一部の出演者の不祥事で、動画の配信は停止されている様ですが、webの報道現場に携わるものとして、身につまされるところが多いシーンが満載でした。早期の配信再開が待たれる名作ドラマです。

 

始まりは中年男性がSNSに投稿したつぶやき。嘘(うそ)か真(まこと)か、その投稿がきっかけとなり、フェイクニュースが飛び交う。誰が何の目的でフェイクニュースを作っているのか。人々はどんどん感情的になり、事態が思わぬ方向へと拡大していく中、ネットメディアの女性記者が事実を追い求め、孤軍奮闘する。フェイクニュースがあふれる世界で、事実をつかみ、伝えることができるのか。(出典:NHKアーカイブス

主な出演者:北川景子、光石研、永山絢斗、矢本悠馬、岩松了、杉本哲太

 

この記事のライター

MIKA

海外ドラマフリークのフリーライターです。映画やドラマのシーンから使える恋愛テクニック。合コンに役立つ記事を中心に執筆します。性格は猪突猛進。思い込んだら一直線に進むタイプです。

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