東村アキコ原作「東京タラレバ娘」と「海月姫」から俯瞰するモダン・トーキョーの実情

東村アキコ原作「東京タラレバ娘」と「海月姫」から俯瞰するモダン・トーキョーの実情

時期同じくして発表された漫画家東村アキコ氏の作品「東京タラレバ娘」と「海月姫」。双方に共通しているのは、オリンピックを控えた現在の東京とそこに生きる人々の人間模様。世界一クールと自負する大都市東京に生きる人々は、今何を思いどう暮らしているのでしょうか?氏の代表的2作品から垣間見えるモダントーキョーの実情を追ってみたいと思います。

東村アキコ氏をおさらい

出典:アエラドット – 朝日新聞デジタル

宮崎県出身。金沢美術工芸大学美術科で油絵専攻。卒業後、OLの傍ら漫画の創作活動を開始。1999年『ぶ〜けデラックス』に掲載された「フルーツこうもり」でデビュー。Cookieに掲載された「きせかえユカちゃん」でコメディーな作風を開花された。育児エッセイ漫画『ママはテンパリスト』が100万部を売り上げる大ヒット。人気漫画家のステータスを確立させる。2013年4月に京都精華大学マンガ学部客員教授に就任。2015年、自身の半生を描いた『かくかくしかじか』で第8回マンガ大賞、第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門大賞を受賞した。

東村アキコ作品から垣間見るモダン・トーキョー

出典:note

2017年-2018年に連続してテレビドラマ化された東村アキコ作品。その2作「東京タラレバ娘」と「海月姫」は、講談社のKiss誌で同一作家としては珍しい二本立て掲載がなされていました。オリンピックを間近に控えたトーキョーの若者たちが、どの様な気持ちで日々生活しているのか?が両作に共通するバックグラウンドになっています。

東京タラレバ娘

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2020年のオリンピック開催地が東京に決定した後、作者のアラサー・アラフォーの独身の友人たちが次々と「一人で(または親と)東京オリンピックを見るなんて嫌だ」と言い出したことを元ネタにしている。(出典:wikipedia

あらすじ

出典:日本テレビ

フリー脚本家鎌田 倫子とその友達である香と小雪の三人は、3人は親友同士。何かにつけて女子会と称し3人で飲みまくっている。「あの時彼がもう少しセンスが良かったらプロポーズを受けていたのに…。」「バンドマンの彼がもう少し芽が出る可能性があったら…。」こうしていたら……、ああすれば……、高い理想を掲げて根拠もなく仮定の話を積み上げ、小雪の父が経営する居酒屋「呑んべえ」で飲みつぶれている3人に、突然、金髪の美青年KEY(キー)が、「このタラレバ女!」と言い放つ。

東京タラレバ娘 ドラマ版のキャスト

出典:ほんのひきだし

鎌田 倫子〈30〉演−吉高由里子

独身、彼氏ナシ、仕事もイマイチの売れない脚本家。

山川 香〈30〉演 – 榮倉奈々

倫子の高校時代からの親友でネイリスト。

鳥居 小雪〈30〉演 – 大島優子

倫子の親友で、居酒屋「呑んべえ」の看板娘。

出典:インターネットTVガイド

KEY(鍵谷 春樹)〈25〉演 – 坂口健太郎

倫子たちを叱咤する新鋭気鋭のモデル。辛口発言が多いが、どことなく影を持っている。

共感すると言う内容が多かったユーザーレビュー

出典:AMAZON

原作・ドラマ共に共感すると言う声が多かった巷の声。まとめると略、以下の通りになります。

良い男がいないから結婚できない。もしくは良い男がいても若くて可愛い20代の女子にもってかれる。だから仕方なく彼女や奥さんがいる良い男(?)と泥沼な関係となる。そのウサを晴らすのが同世代との女子会と言う内容に共感する…。

海月姫

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「おしゃれ」に縁のなかった少女と女装男子が繰り広げる騒動を描いたシュールラブコメディ。アニメ化に止まらず芳根京子やのんと言った朝ドラ女優によって複数回実写化されている。大英博物館での漫画展での展示予定など海外での人気も高い東村作品の傑作の一つ。

 

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とある古びたアパート、天水館(あまみずかん)。そこで暮らす倉下月海(つきみ)はオタク女子友達と共同生活を送っていた。「男を必要としない人生」を信条に、自らを「尼~ず」と呼び、それぞれのオタク道を極めるゆるい毎日。そんな彼女達の前に女装美男子・蔵之介と童貞エリート・修の兄弟が出現!動揺する尼~ず達に、心のより所でもある聖地(=ボロアパート)が強奪の危機まで勃発。自分の大切なものを守るため、自分たちの居場所を守るため、尼~ずと蔵之介はタッグを組み、最後の大勝負にうって出る――。(出典:AMAZON

オタク女子・女装・婦女子…。其処彼処にモダントーキョーのギミックが!

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海月姫に登場するキャラクター達は、超個性的ながら現代東京なら居ても可笑しくないと思える設定。天水館と言うアパートがモダントーキョーの縮図として表現されて居ます。

出典:フジテレビ

倉下月海 演 – 芳根京子(テレビドラマ版)

18歳。クラゲオタク。イラストレーターを目指して鹿児島から上京。インターネットのコミュニティサイトで知り合った友達に誘われて天水館へ入居。

鯉淵蔵之介 演 – 瀬戸康史(テレビドラマ版)

ペットショップで月海を助けた、気の強い女装をした男性。自他共に認める美少年で、女装した姿は誰もが見惚れるほどの美人。

天水館の住人(尼〜ず)

出典:モデルプレス

天水館に住む人間達は自らを尼〜ずと称している。

千絵子(ちえこ)演 -富山えり子(テレビドラマ版)

管理人代行。市松人形を収集が趣味で常に和服を着用。

まやや 演 – 内田理央(テレビドラマ版)

団塊ジュニア世代。三国志おたく。身の回りのものや人間を三国志の登場人物に当てはめる「当てはめトーク」は一度始まるとなかなか止まらない。

ばんば 演 –  松井玲奈(テレビドラマ版)

2月29日生まれ。「4年に1回の誕生日だからまだ8歳」と自称している。鉄道マニア。天然パーマで、アフロヘアのような髪型が特徴。

ジジ 演 – 木南晴夏(テレビドラマ版)

枯れ専で執事カフェや、枯れた男性ウォッチングのため名曲喫茶に入り浸る。

出典:フジテレビ

目白樹音 演 – 滝藤賢一(テレビドラマ版)

売れっ子のBL漫画家。対人恐怖症で夜行性のため他の住人たちも滅多に会うことがない。会話は全て用件を書いたメモをドアの隙間から出し入れする筆談で行われる。

この記事のライター

MIKA

海外ドラマフリークのフリーライターです。映画やドラマのシーンから使える恋愛テクニック、合コンに役立つ記事を中心に執筆します。性格は猪突猛進。思い込んだら一直線に進むタイプです。

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