東京の老舗有名店を巡るグルメデート、古きを訪ねて江戸の「粋」を2人で体験!

東京の老舗有名店を巡るグルメデート、古きを訪ねて江戸の「粋」を2人で体験!

東京には江戸時代から続く、伝統の食文化が残ります。
東京湾や江戸川で獲れた魚をおいしく食べるための工夫が、寿司や天ぷら、うなぎに蕎麦に代表される江戸前料理を生み出しました。
今回は、そんな料理の伝統を守る老舗を巡って、2人で江戸の「粋」を感じるグルメデートのおすすめです。

東京の老舗有名店1 寿司

東京の代表的なグルメが「寿司」です。

よく耳にする「江戸前寿司」とは、江戸時代に魚の保存と旨い食べ方を目的に生み出された食文化です。当初、寿司は庶民の気軽な食べ物で、屋台で提供されることが一般的でした。

現在は築地から豊洲に移転した魚河岸ですが、かつては日本橋にありました。

その伝統を味わいに、日本橋に行きましょう。

日本橋 吉野鮨総本店

出典:公式サイト

歴史の薫りが残る日本橋で、江戸前の伝統を味わえる店が「吉野鮨本店」。創業は明治12年(1879年)、魚河岸が日本橋にあった時代です。以来、江戸前寿司の伝統を守り続けています。

この店の名物は「トロ」。それには理由があります。

この店が「トロ」の発祥だからです。

江戸の頃には脂が多く傷みも早い鮪の腹身は、ほとんどが廃棄されていました。

ある時、吉野鮨でそれを食べたお客さんが、「この鮪、トロっとして美味い!」と言ったことをきっかけに吉野鮨の名物ネタになりました。

吉野鮨でのグルメデートなら、「トロ発祥の店に行こう」が誘い文句になるでしょう。

  • 店名:吉野鮨本店
  • 住所:東京都中央区日本橋3−8−11
  • 03-3274-3001
  • 営業時間:11:00〜13:45(L.O)、16:30〜21:30(L.O)、土曜11:00〜13:45
  • 定休日:日曜・祝日
  • 予算:10,000円前後(1名)

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東京の老舗有名店2 蕎麦

寿司とともに江戸の庶民的な食べ物だったのが、「蕎麦」です。

これも屋台で食べさせるスタイルが一般的でした。

小腹が空いた時にササッと食べられる蕎麦は江戸の庶民に好まれ、江戸後期には店舗を構える蕎麦屋も増えて、それぞれの町の一角には必ず蕎麦屋があったといわれています。

そんな風情を今に残す老舗の蕎麦屋が、神田の須田町にあります。

神田まつや

出典:公式サイト

「神田まつや」です。

創業は明治17年(1884年)という老舗で、当時からの風情を今なおその建物に残します。

この店をデートで使う時に戸惑わないためには、2つのポイントがあります。

一つ目は「入口」。

店の正面から見て左右にそれぞれ暖簾のかかった引き戸がありますが、「右が入口」です。

左は出口になっています。ただし普段は入口から行列ができていることが多いので、あまり気にしなくてもいいかもしれません。

2つ目は、店に入ったらまず「店員さん(女性)と目を合わせる」こと。

人気の店なので、店内はいつも混雑しています。どこの席が空いているかも分からないほどです。でも店員さんと目が合えば、すぐに席に案内してくれます。

後は、好きなものを頼むだけ。

周りには、昼でもゆっくりお酒を楽しんでいるお客さんがたくさんいます。

熱燗を「わさびかまぼこ」で楽しんで、「もりそば」で仕上げる。長居は不要。

そんなスタイルが、江戸の「粋」な楽しみ方です。

  • 店名:神田まつや
  • 住所:東京都神田須田町1−13
  • 03-3251-1556
  • 営業時間:月〜金曜日11:00〜20:00(L.O.19:45)、土・祝日11:00〜19:00(L.O.18:45)
  • 定休日:日曜日
  • 予算:2,000円前後(1名)

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東京の老舗有名店3 天ぷら

江戸前グルメなら「天ぷら」も外せません。

天ぷらも江戸時代に屋台料理として広まったもので、庶民のファーストフードでした。寿司同様、魚を腐らせないように、さらには美味しく食べるようにという工夫によるものです。

その後、寿司同様に天ぷらの専門店も登場し、高級料理としての発展も遂げることになります。そして今、グルメデートには高級天ぷらがぴったりの時代といえるでしょう。

それなら、銀座の高級天ぷらはいかがでしょうか?

天一 本店

出典:公式サイト

東京の高級天ぷら店を代表する一軒が、「天一」。

創業は昭和5年(1930年)、昭和初期の食文化が東京で花開かんとしていた頃です。当時より、政財界の重鎮から文豪までこの店の天ぷらを愛したことで知られます。

今や高級天ぷら店として、全国に30店舗を展開する有名店です。

天ぷらを楽しむポイントは、とにかくカウンターに座ること。

そして、目の前に出された天ぷらはすぐに食べること。良い天ぷら職人は、お客さんの口に入る温度まで計算して天ぷらを揚げています。

「天一」のコース料理は、椅子カウンター席の「蘭」11,880円(税込・サービス料別)から用意されています。お座敷掘カウンターも利用可能(料金は上がります)です。

※なお、「天一本店」は改装のため、2019年7月26日から休業になります。再開は2022年夏頃の予定です。(都内には本店以外にも11店舗の支店があります)

  • 店名:天一 本店
  • 住所:東京都中央区銀座6−6−5
  • 電話番号:03-3251-1556
  • ランチ11:30〜16:00、ディナー16:00〜22:00(L.O.21:30)
  • 無休(1月1日除く)
  • 予算:15,000円〜20,000円前後(1名)

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東京の老舗有名店4 うなぎ

意外かもしれませんが「うなぎ料理」は、東京では「握り寿司」よりも古い歴史を持つ江戸前料理です。

江戸前寿司の元祖として一般に知られる「與兵衛鮓(よへいずし)」でも、創業は1800年代の前半とされていますが「うなぎ料理」では、上野の「伊豆栄」が江戸8代将軍吉宗公(1684〜1751年)の時代に創業したとされています。

葛飾区柴又にある「川千家(かわちや)」なども、江戸安政年間(1770年代)の創業とされていますが、ここは「矢切の渡し」で知られる江戸川で獲れた魚を使った川魚料理店です。

当時からうなぎは川魚として、寿司ネタの魚よりも庶民の一般的な食べものだったということになります。

そんな歴史を持つ東京老舗グルメ、うなぎ料理店でのデートは「東京で一番古いうなぎ屋に行こう」の誘い文句はいかがでしょうか?

伊豆栄 本店

出典:食べログ

「伊豆栄(いずえい) 本店」は、東京で最古のうなぎ料理店とされています。

創業の頃は不忍池に海の水が流れ込み、うなぎが獲れたため、現在の地に店を構えたとのこと。

300席近い収容力のある大型店舗ですが、老舗らしい風情の店内からは不忍池も見渡せます。

個室も完備されているので、デートにも向いています。

「うな丼」、「うな重」の単品はもちろん、各種料理と組み合わせたセットやコース料理が豊富に用意されているので、メニュー選びも楽しめます。

  • 店名:伊豆栄 本店
  • 住所:東京都台東区上野2−12−22
  • 電話番号:03-3831-0954
  • 営業時間:11:00〜22:00(L.O.21:30)
  • 定休日:年末年始(問合せください)
  • 予算:5〜10,000円前後(1名)

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まとめ

東京の老舗グルメを楽しめる名店をご紹介しました。

どの店も、江戸庶民の食文化を今に伝えている店ばかりです。

古きを訪ねることで、現代に生きている江戸の「粋」を感じることができるでしょう。

そんな老舗巡りのグルメデートをおすすめします。

 

この記事のライター

raita kitano

食べ飲み歩きと写真を撮りながらの街散策が好きな男性ライターです。上場企業の管理職時代に培った飲食店訪問の経験を活かし、老舗の飲食店から流行のちょっとお洒落な店までをご紹介します。

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