便利になった余市へのグルメツアー!ウイスキー工場の楽しみ方もご紹介

便利になった余市へのグルメツアー!ウイスキー工場の楽しみ方もご紹介

朝ドラ「マッサン」の人気で一躍注目の観光地となった北海道の「余市」は、これまでも有名観光地である小樽ツアーの一部として訪問されるケースが多かった街です。最近では高速道路の開通などもあってアクセスが便利になり、札幌方面からも行きやすくなったことで注目度が上がっています。

今回は、余市の観光とグルメが楽しめるお店を紹介します。「マッサン」のロケ地、ゆかりの場所を楽しめるプチツアープランです。

⒈余市ってどんな街?

余市は小樽から西に約20kmと比較的近い場所にある街で、車で30分ほど。長年「小樽に行った時には足を伸ばす」という街で、隣接する仁木町の観光果樹園などとともに余市を訪れるケースが一般的でした。

それが平成26年(2014年)から翌年にかけて放映された朝ドラ「マッサン」のモデルとなったのが、余市が誇る「ニッカウヰスキー」の創業者竹鶴政孝だったことから、「余市蒸溜所」がロケ地ともなったことで人気が爆発、北海道旅行には欠かせない観光スポットとなりました。

ウイスキーはもちろん、ワインや水産加工品などの製造が盛んで、近隣の町と共に果樹の栽培が古くから行われ、りんご・ぶどう・梨などの生産では北海道一の量を誇ります。

⒉余市へのアクセス

余市へは新千歳空港から電車ならJR「快速エアポート」で小樽へ。小樽で函館本線(俱知安行き)に乗換えてトータルで最短約2時間、運賃2,820円になります。

車なら、2018年12月に後志自動車道「小樽IC〜余市IC」間が開通してとても便利になりました。新千歳空港からは、2時間前後で到着します。

⒊ニッカウヰスキー 余市蒸留所

余市といえば何といっても「ニッカウヰスキー 余市蒸留所」ですね。「マッサン」以来人気が高く、現在でも休日には4,000人ほどの入場者があるそうです(公式サイトより)。

ここではニッカ伝統のウイスキー作りを見学することができます(9:00~17:00)。工場内は無料で見学ができますが、ガイド付きを希望する場合は10名まではWEB、それ以上は電話・FAXでの予約になります。(詳細は公式サイトをご確認ください)

工場見学

工場内の「蒸留棟」では、昔ながらの「石炭直火蒸留」が行われています。温度調節が難しく、熟練の技が必要とされる技術ですが、芳ばしい香りと力強さが得られるため、あえてニッカではこの方法を採用しています。今やこの方法を採用するのは、現在世界中でもここ(余市蒸溜所)だけになっています。

世界でも唯一の「石炭直火蒸留」

この「蒸留棟」を含め、「粉砕・糖化棟」、「発酵棟」、「貯蔵棟」などほとんどの設備が現役で稼働しているものを見学することができます。

ウイスキー博物館

工場内は生産設備だけでなく、「ウイスキー博物館」というウイスキーに関する資料などが展示された施設もあります。

入口にはポットスチルに樽

その奥には有料でウイスキーを楽しめる「ウイスキー倶楽部」のカウンターがあり、ここでは無料試飲所では出していない希少なお酒を飲むことができます。

「余市」のシングルカスク10年を

試飲(ニッカ会館)

見学後は「ニッカ会館」で試飲を楽しめますが、当日の申し込みが必要になります。工場内の施設(入口付近の待合所など)に配備された「試飲申込書」に記入して新会場で提示すると試飲酒と引き換えになります。

試飲会場のある「ニッカ会館」

試飲可能なお酒は「シングルモルト余市」「スーパーニッカ」「アップルワイン」の3種類、各1杯です。

試飲酒3種類

フロア内では自動販売機で簡単なおつまみなども販売しているので、ちょっとしたバーラウンジ風の楽しみ方もできます。

「ニッカウヰスキー 余市蒸留所」では実際の稼働している設備を見学でき、歴史的で貴重な資料にも接することができる。さらには無料でウイスキーの試飲までできるという、かなり太っ腹な工場見学です。北海道にいるなら行かない手はないでしょう。

  • 施設名:ニッカウヰスキー北海道工場余市蒸溜所
  • 住所:北海道余市郡余市町黒川町7-6
  • 電話番号:0135-23-3131
  • 営業時間:9:00~17:00
  • 定休日:年末年始の2週間前後
  • アクセス:新千歳空港から電車で最短2時間、車で2時間程度、札幌市内から約1時間
  • 費用:無料

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⒋余市川

ニッカウヰスキーの工場見学が終わったら、工場のすぐ裏側を流れる「余市川」沿いを散策するのもよいでしょう。特に桜の季節には土手の約5kmに渡って、ソメイヨシノを主とした桜並木が続きます。

ここは竹鶴リタさんがが通った道としても知られます。ニッカウヰスキーの工場見学とともに在りし日のリタさんに思いを馳せるのもよいでしょう。

⒌南保留太郎商店

ニッカウヰスキーの工場から約3km、余市漁港に近い場所に燻製の専門店「南保留太郎商店(なんぽとめたろうしょうてん)」があります。北海道ならではの「鮭」やかつてメイン漁であった「鰊」、石狩湾の名産「へらがに」などの燻製が人気の店です。

そしてこの燻製は当然ながらウイスキーの「スモーク香」とマッチングします。これはまさに余市ならではのペアリングといえるでしょう。

名物は前浜で獲れた「へらがに」の燻製(大432円税込)。かにのミソが燻製されることで深い旨味に変わります。基本持ち帰り不可のため、店先の休憩スペースでいただきます。売り切れ必至の人気商品なので、前日の予約がおすすめです。

鰊(にしん)の燻製を押し寿司にした「いぶり寿司」(756円税込、土日祝日限定販売)も人気。この店ならではの燻製の深い味わいが特徴です。

「いぶり寿司」鰊燻製の押し寿司

ニッカのウイスキーとともに「燻製」を買って、自宅でマリアージュを楽しむのも余市観光ならではのものでしょう。

なお、余市駅前からは梅川車庫前行か美国行のバスで「富沢8丁目」下車、徒歩3分です。

  • 店名:燻製屋 南保留太郎商店
  • 住所:余市郡余市町港町88
  • 電話番号:0135-22-2744
  • 営業時間:8:00~17:00
  • 定休日:年末年始
  • アクセス:余市駅前から梅川車庫前行か美国行のバス「富沢8丁目」下車、徒歩3分

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⒍燻香廊

南保留太郎商店の隣には姉妹店でもあるレストラン、「燻香廊(けむかろう)」があります。この店の特徴は、南保留太郎商店の燻製技術を活かした素材の使い方にあります。

料理は基本的に全て燻製が使われます。燻製の魚料理に肉料理、サラダにも燻製の豆腐や魚介類などが使われます。食後のコーヒーも「スモークコーヒー」というこだわりぶりです。

人気の一品が「スモークビーフの赤ワイン煮」(1,680円税込)。燻した牛肉がワインの渋みと相まって深い味わいを醸し出します。

「スモークビーフの赤ワイン煮」

南保留太郎商店に来た時がランチタイムなら、「燻香廊」での食事をおすすめします。燻製の良さを存分に味わえますよ。

  • 店名:燻香廊
  • 住所:余市郡余市町港町75-2
  • 電話番号:0135-48-5100
  • 営業時間:11:00~15:00(L.O.14:30)
  • 定休日:水曜日
  • アクセス:余市駅前から梅川車庫前行か美国行のバス「富沢8丁目」下車、徒歩3分
  • 平均予算:1~2,000円

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⒎柿崎商店

余市で人気の料理店といえば、鮮魚店「柿崎商店」の食事スペースである「海鮮工房」になるでしょう。夏の観光シーズンにはバスでの団体客や観光客で連日満員という店です。

この店の魅力はさすが鮮魚店が経営するだけあって、コスパに優れること。「平目まぐろ刺し」(820円以下、全て税抜)、「いか刺し」(650円)、「おにぎり」(220円)など。丼ものは「海鮮丼」(1,300円)や「いくら丼」(1,180円)などが格安で、「うに丼」も時価ですが、「白(キタムラサキウニ)」は2,000円前後、「赤(エゾバフンウニ)」は3,000円台とお得価格で食べられます。

焼き物も豪快に特大サイズで提供されます。名物「ほっけ焼き」は皿からはみ出そうなサイズもあるほどですが、480円というリーズナブルな値段に納得です。

  • 店名:柿崎商店 海鮮工房
  • 住所:北海道余市郡余市町黒川町7-25
  • 電話番号:0135-22-3355
  • 営業時間:10:00~19:00
  • 定休日:不定休
  • アクセス:JR余市駅 徒歩3分
  • 平均予算:1~2,000円

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まとめ

いかがでしたか?

余市へのグルメツアープランをご紹介しました。最近は小樽〜余市間の高速道路が開通してドライブにも便利になったので、気軽に余市まで足を伸ばせますね。

そしてやっぱり余市といえば「ニッカウヰスキー余市蒸溜所」は外せません。ここだけでも半日は楽しめるので、残りの時間はグルメを楽しみましょう。ご紹介した絶品燻製はぜひご賞味あれ!

この記事のライター

raita kitano

食べ飲み歩きと写真を撮りながらの街散策が好きな男性ライターです。上場企業の管理職時代に培った飲食店訪問の経験を活かし、老舗の飲食店から流行のちょっとお洒落な店までをご紹介します。

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