鉄のまち室蘭は今、絶景と工場夜景のまち!おすすめ観光スポットをご紹介

鉄のまち室蘭は今、絶景と工場夜景のまち!おすすめ観光スポットをご紹介

室蘭といえば「鉄のまち」として、北海道でも指折りの繁栄を誇った都市です。その室蘭は今は人工の減少に悩みつつも、自然の形造る絶景や工場の夜景が人気の観光都市になっています。

今回は室蘭の観光を楽しめるおすすめスポットをご紹介します。鉄も海も工場も全て楽しめるプランです。

⒈室蘭ってどんな街?

明治初期に室蘭港が開港し、天然の良港として発展。明治後期には日英の合弁で鉄鋼と兵器製造を行う「日本製鋼所 室蘭製作所」が開設、続いて製鉄事業を営む「北炭輪西製鐵場」が設立され、「鉄の街」としての歴史を歩み始めました。

その後1940年代半ばまでは札幌・函館・小樽に次ぐ北海道で人口第4位の都市として栄え、ピーク時には18万人(昭和44年1969年)を有していましたが、現在は約8万4千人となっています。

室蘭の工場風景

その室蘭を特徴づけているのが、林立する工場群です。製鉄工場をはじめ造船業の「函館どつく」、石油化学工場の「JXエネルギー室蘭製造所」(2019年3月末で撤退もライトアップは継続)などが北海道ではなかなか見られない美しい夜景を創り上げています。

地形の変化に富んだ街である室蘭は、山や海、平地などによって様々な表情の夜景を見せるのが特徴です。現在はこの工場夜景を楽しめる「ナイトクルージング」や、その後の楽しみグルメとして「室蘭やきとり」などが人気を集めて大きな観光ムーブメントになりつつあります。

⒉地球岬

室蘭の昼の観光スポットなら、まずは「地球岬」ということになるでしょう。太平洋に面した高さ130mの断崖絶壁から眺める風景は感嘆の声を上げずにはいられません。「地球は丸いんだ」ということを改めて感じさせてくれる一大パノラマです。

朝日新聞社主催「北海道の自然100選 第1位」など各投票などで1位を何度も獲得するほどの人気スポットで、全国から観光客が集まってきます。特に読売新聞社による「新日本観光地百選ヤングカップル部門」での第1位獲得により、北海道のデートスポットとしても知られるようになりました。

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金屏風

母恋駅から地球岬に上がっていく道から海が見えると、そこには「金屏風」があります。約100mの直立した断崖で、赤褐色の崖面が朝日で照らされると金の屏風のように見えることからその名がつきました。

少し離れた岸壁沿いには夕陽が映えると銀色に輝く「銀屏風」もあるので、これらは「クルージング」で見物するのがおすすめのプランです。

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クルージング(イルカ・クジラウォッチング)

室蘭の近海は多くの海洋動物が活動する場所として知られています。イルカやクジラ、時にはシャチやオットセイなども出現します。特に6月から8月の夏季には高確率での遭遇が期待できるので、クルージング船が運航されています。

運行を行うのは「スターマリンKK」。詳細は公式サイトにてご確認ください。

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⒊母恋駅

JR室蘭駅の隣駅、地球岬への最寄駅にもなる「母恋駅(ぼこいえき)」は簡易委託駅として「母の日」の記念乗車券はマニア以外にも人気のアイテムになっています。

母恋めし

「母恋めし」は、母恋駅構内の売店で販売されている駅弁で、手作り・数量限定のため売り切れ必至の人気商品です。

「ほっき貝」の炊き込みご飯のおにぎりが2個、燻製卵、スモークチーズに漬物、オマケのハッカ飴が入っています。

「母恋」の語源はアイヌ語で「ほっき貝のたくさんある場所」という意味で、その由来をお弁当にした地元ならではのグルメです。

なお、「母恋めし」は母恋駅以外でも「道の駅 みたら室蘭」や「JR室蘭駅売店」「JR東室蘭駅売店」などでも購入できますが、いずれも少量の販売のため早めの時間に購入することをおすすめします。

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⒋輪西町

JR室蘭駅と東室蘭駅の間にある「輪西駅」は現在無人駅ですが、かつては鉄の街室蘭の中心でもあった場所です。

新日本製鐡などの大型製鉄所が開設され、その門前町として栄えたのがこの輪西地区で、今でも輪西駅のすぐ横には新日鐵住金の入口専用の踏切があるほどです。

新日鐵住金室蘭製鐵所の専用踏切

ボルタ

その鉄の街を象徴するアイテムが「ボルタ」。地元で作られる「ボルト」や「ナット」、「ワッシャー」などを半田付けして作るキャラクター人形です。そのユニークなスタイルと可愛いポーズなどが人気を集めています。

自分のボルタが作れる「ボルタ工房」

輪西町には「ボルタ工房」があって、100種類以上ある「ボルタ」を室蘭土産として購入することもできますが、室蘭に行くならぜひ「ものづくり体験」(2,160円税込)で自分のボルタを作ってみましょう。

自分で作ったお気に入りの「ボルタ」は、鉄のまち室蘭ならではのお土産といえるでしょう。

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イタンキ浜

輪西から海に出るとそこには「鳴り砂」で知られる「イタンキ浜」があります。鳴り砂とは、砂地を歩いた時に「キュッキュッ」という音を出す砂のことをいいます(またはその現象)。

砂に含まれる「石英」の粒が程よい丸みで揃っていること。油やゴミで汚れていないことなど、環境が整っていなければ生じない貴重な現象であることから、ここ「イタンキ浜」は室蘭の観光名所のひとつになっています。

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室蘭やきとり

輪西に夕方に寄ったなら、ぜひ「室蘭やきとり」を味わいましょう。室蘭の人気焼き鳥店はJR室蘭駅付近や同じく東室蘭駅近くの繁華街である中島町に集中していますが、元々の発祥の地はここ輪西です。養豚業が盛んだった室蘭で、豚の持つを串で食べさせるようになったのがその起源とされています。

その元祖といわれる店が「鳥よし」。昭和12年(1937年)創業、その前は屋台での歴史もあるというこの地最古の店。豚の生肉やモツを玉ねぎと串に刺してタレで焼き、洋がらしを添える。これが「室蘭やきとり」の基本スタイルです。

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近くには室蘭で人気ナンバーワンともいわれる「やきとりの一平」の創業店(旧本店)や鳥よし並みの歴史を誇る老舗「とり金」などもあるので、室蘭伝統のグルメを楽しむならチェックをおすすめします。

室蘭のグルメ記事はこちら

⒌市立室蘭水族館

「市立室蘭水族館」は、北海道最初の水族館として昭和28年(1953年)に開館(当時は北海道立)した歴史ある水族館です。

室蘭は天然の良港とされ、温暖な気候と豊富な魚種に恵まれ漁業・水産業が盛んな土地でした。室蘭水族館はその水産業の振興を目的に、かつての鯨解体場の跡地を利用して建てられた歴史を持ちます。

展示の特徴は昔ながらの「車窓風」スタイル。海中の生態を間近で見られる展示は最近の水族館では希少なものとなっています。

毎日11:00と15:00からは「ペンギンの行進」イベントが行われます。約100mの散歩コースを障害物を乗り越えながら歩く姿はとても愛らしく、それを間近で見られることもこの水族館ならではの特徴といえるでしょう。

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道の駅 みたら室蘭

室蘭水族館の向かいには「道の駅 みたら室蘭」があります。室蘭のシンボルともいえる「白鳥大橋」の建設を後世に伝えるため開設された「白鳥大橋記念館」がリニューアルし、「道の駅 みたら室蘭」となりました。

1階・2階には展示室があって、白鳥大橋の設計から完成までの資料やパネル、模型などが並んでいます。1階のラウンジでは土産の販売や喫茶コーナーもあり、先にご紹介した「母恋めし」や「室蘭うずらのプリン」などを味わうことができます。

「室蘭うずらのプリン」は北海道で唯一のうずら卵生産工場である「室蘭うずら園」が製造販売する人気のスイーツ。烏骨鶏の卵よりも栄養価が高いとされるうずらの卵を使い、その旨味を活かす独自製法で後を引く味のプリンに仕上げています。

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⒍白鳥大橋

「白鳥大橋」は地球岬と並ぶ室蘭の観光名所であり、街のシンボルでもあります。その名は橋の架かる室蘭港の別名「白鳥湾」によるものですが、その姿も白鳥が羽を広げているかのような壮大なものになっています。

橋長1,380mという東日本最大の吊橋であり、風力発電による夜間のライトアップもまた見所のひとつです。

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⒎工場夜景

室蘭の最近の観光の目玉が「工場夜景」です。ライトアップされた工場設備の数々、立ち上る炎に煙。それらが海の波間に写り込む様は「非日常」としか言いようのない絶景を見せてくれます。

これはまさに重工業地帯を持つ室蘭ならではの風景で、北海道の他の場所では見ることができません。最近ではこれを船に乗って海から眺める「ナイトクルージング」が人気を集めています。

 

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ナイトクルージング

室蘭はその地形により、平地から、山から、橋の上から、展望台からなど色々なアングルから夜景を眺めることができます。しかしそれだけではありません。「海から」眺めるというスタイルが今一番の人気になっています。

「ナイトクルージング」は、室蘭港内をクルーザーで周回します。まだ夕陽の残る湾の景色を遠くに見ながら出発し、ライトアップされた白鳥大橋を真下から眺めます。そして灯りが散りばめられた工場地帯をその波に写る光とともに写真に収めることもできます。

現在ナイトクルージングを運行しているのは、イルカ・クジラウォッチング同様「スターマリンKK」。所要時間約60分で内浦湾から室蘭港を一周します。4月から11月の限定運行で、時期によって(日没時間か異なるため)運行時間が異なり、夏時期には風も爽やかなクルージングが期待できます(詳細は公式サイトをご確認ください)。

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まとめ

いかがでしたか?

秘かに人気の観光地となりつつある室蘭の、名所を中心とした楽しみ方をご紹介しました。室蘭は独特の地形と資源豊かな海、歴史的な鉄鋼業などによって自然、そして産業から生み出された人気スポットや名物がたくさんあります。

昼は太平洋を望む水平線の絶景を眺め、夜には工場が描く光の芸術ともいえる風景を楽しむことができます。そしてその後は「室蘭やきとり」などのご当地グルメです。

このように一日中楽しめる室蘭は、知る人ぞ知る大人のデートに向いたお洒落観光地でもあります。ぜひチェックしてみてください。

 

 

この記事のライター

raita kitano

食べ飲み歩きと写真を撮りながらの街散策が好きな男性ライターです。上場企業の管理職時代に培った飲食店訪問の経験を活かし、老舗の飲食店から流行のちょっとお洒落な店までをご紹介します。

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