生きづらさを感じる、抜け出したい。仕事、人間関係、家庭、人生の生き辛さの原因

生きづらさを感じる、抜け出したい。仕事、人間関係、家庭、人生の生き辛さの原因

生き辛い、と感じた事はありませんか?

最近この生き辛いという感情に、スポットライトがあびつつあります。

毎日なんとなく閉塞感を感じる。他人よりも傷つく事が多い。なぜ自分だけこうなのだろうか。

このような漠然として感じている貴方の中の「生き辛さ」は何が原因なのでしょうか?

人生に幸福、感じてますか?日本人の幸福度ランキング

まず最初に、日本人はもともと、あまり個人の幸福度が高くない民族であることが世界的な調査からわかっています。

国連が2018年度に調査した「世界幸福度ランキング」では、日本は54位という成績となりました。

そして2019年度版の調査では、さらに順位をさげて58位となっています。

日本人の多くは自分自身が幸福ではないように感じ、そして人生に満足しておらず、行き辛いと感じたり、不幸だと感じる割合が高いのです。

その原因の多くは、民族的なものかもしれません。

多くの幸福度が高いと感じる国では、個人を尊重し、自意識や自己肯定、自愛を高める教育がされていますが、日本では「和」を尊重し、個人の特質よりも、他との同調を尊びます。

みんなと同じ事が尊重される教育を受けてきました。

そのため、個人的な幸福度はあまり高くないのかもしれません。

日本は平和で戦争もなく、貧富の差も世界のどこの国よりもない国です。

識字率も高く、平等に教育を受けられる国です。それなのになぜこうも、日本人の中での幸福度は低いのでしょうか。

ちなみに幸福度が高い国の上位トップ10は以下の国です。

フィンランド
デンマーク
ノルウェー
アイスランド
オランダ
スイス
スウェーデン
ニュージーランド
カナダ
オーストリア

幸福度ランキングは「自分にとって最良の人生から最悪の人生の間を10段階に分けたとき、いま自分はどこに立っていると感じるか」という質問をもとにその解答結果と、一人当たりGDP、社会的支援、健康寿命、人生の選択の自由度、社会的寛容さ、社会の腐敗度の6つの観点から算出されます。

つまり、自分自身が有意義な人生を送っている事の実感があるのか、ないのかという各個人の意見も反映された幸福度調査となっています。

日本の場合、

人生の選択の自由度(64位)
社会的寛容さ(92位)

この二つの項目がランキングが低いため、幸福度ランキングの成績もよくありません。

人生の選択の自由度の項目では「あなたは自分の人生で自分がすることを選択する自由に満足か不満か?」という質問がされました。

社会的寛容さについては「過去1ヶ月の間でチャリティにお金を寄付したか?」という質問がされ、それぞれが低い数値をたたき出しています。

この社会的寛容さについては、もともと日本では欧米諸国のように他人への施しをする宗教的文化がないため、数値が低いのは当たり前の事かもしれません。

ですが、学業の自由もあり、宗教の自由もあり、言論の自由もある今の日本で、人生の選択の自由度が低いと感じる日本人が多いのが現状なのです。

たとえ客観的に見て自由があるように見えても、自分自身でそう感じられない人が多く、物事をマイナス思考として取りやすいのが日本人の性質なのかもしれません。

幸福度ランキングデータ元
https://s3.amazonaws.com/happiness-report/2019/WHR19.pdf

幸福度が低い日本人の中でもさらに「生きにくい」と感じる人の存在

もともと幸福度が高くない日本人の中でも、さらに会社や仕事、家庭の中で生き辛いと感じる人がいます。

この生き辛いという感情を持ちながら生きている日本人は多く、とある雑誌の調査では男女合わせて2000人にアンケートを取った結果として生き辛いと感じている人が64.5%も居る事がわかりました。

この生き辛いという感情を紐解いていくと、このような理由が浮かび上がってきます。

  • 対人関係、人との付き合いがうまくない
  • 環境に馴染む能力がない
  • 人より劣っていると感じる
  • 孤独を感じる
  • 自分が神経質すぎる

貴方自身も自分の人生が生き辛いと感じている理由に思い当たる事はありますか?

なぜ人生が生きづらいと感じるのか、思考の癖が原因の場合

それではなぜ人生が生きにくいように感じてしまうのでしょうか。

貴方がそう感じる事には必ず原因があります。

自己肯定感が低いことが要因

自己肯定というのは、生きていくために必要なものです。簡単にいえば自分自身を肯定する能力の事を言います。

自分に自信を持つ、自分は唯一無二の存在であるというのを自分で認めて許す、自分に価値があるという事を自分が肯定する事です。

日本人にはこの自己肯定感が低い人が非常に多く、その事が人生を生き辛い、幸福感がないと感じさせる原因の一つにもなっています。

自分はこの世に存在していても良いと、自分で言えますか?

自分には価値があると自分自身で他者に宣言できますか?

もし言えないのであれば、貴方は自己肯定感がとても低い状態です。

この自己肯定感の有無は子供のころの親との関係によって大きく変わってきます。

子供の時に親からお前はダメな子だといわれて育ったり、褒められた事がなかったり、自分で何かを選択する選択肢を奪われてきた子供は自己肯定感が低く育ちます。

日本ではもともと謙遜する文化なので、親が子供を褒められた時にでも「いえいえうちの子はほんと何もできなくて」とわざと卑下する文化が当たり前です。

ですがこのような卑下する文化を受けて育った子供は、言葉通りに自分は何もできない子だと脳みそが判断し、自己肯定が下がっていきます。

日本人が自己肯定感が低い理由は、このような謙遜文化のせいもあるかもしれません。

そのため、自己肯定感が低い事に気が付かず、無自覚なまま生き辛さを感じている方も多いはずです。

もし貴方自身、生き辛さを感じるのであれば、まずは自己肯定感を高めてみる事から考えてみてください。

貴方は何もしなくても、空気を吸っているだけでも存在価値があり、自分に価値があるのだと、自身をもって言えますか?

欧米諸国の多くの幸福度調査で上位にいる国の人は、生きているだけで自分に価値があると堂々と胸を張って言えます。

貴方もまずそのぐらいの自己肯定感を持つ事で、生き辛いという感情から抜け出す事ができるようになるのです。

他人と自分を比較する思考が原因

もう一つ、自分自身の生き辛さの原因として、常に他者と自分を比較をしてしまう事から生き辛さを感じる事がある事もあります。

SNSが発達したこの世の中ですので、インスタグラム、フェイスブック、ツイッターなどでキラキラと楽しそうに生きている他人の姿と自分を比較して「あのひとはあれを持っているのに、自分はお金がなくて買えない」というように感じやすいのです。

他人と自分を比較する事の何が悪いのかというと、このようなSNSでは、自分の自慢したい事、他人より秀でている事、キラキラしている事だけを切り取ってアピールしているだけに過ぎないことを忘れてしまう点です。

例えばキラキラしたホテルにいつも宿泊しているお金持ちの男性のSNSだって、本当はこの1日のためだけに普段は極貧生活をしているだけかもしれません。

ですが、切り取られたこのキラキラしたSNS投稿を見ている人は、この人が常に成功して素晴らしい生活をしているように感じてしまい、それに比べて自分はパッとしないというように卑下してしまうのです。

SNSは虚構の世界でしかありません。その事で常に他人と自分を比較して、承認欲求が満たされないと嘆く必要はありません。

この他人と自分を比較してしまうという思考から抜け出す事ができれば、貴方の中の生き辛いという感情は軽減するかもしれません。

むやみに人のSNSを見てうらやましいと感じるのではなく、自分自身が今持っているものに感謝していくことが大切です。

生きづらさの原因:繊細すぎる感性をもつHSPが原因

上二つでご紹介した原因は主な自分自身の考え方が起因とする生き辛さの原因でした。

ですが、生まれ持った性質や機能障害のせいで生き辛いと感じる事があります。

その一つが HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)という気質です。この気質を持つ日本人は全人口の5人に1人と言われています。

これはどういう気質かというと、感情から得た情報を処理する神経が敏感な人の事をいいます。

刺激や他人の感情に過敏に反応する特質といえます。

たとえば、場の空気を読む事にたけ、他人の感情に共感しやすいという性質が強すぎるために、他人の感情に影響されやすかったりして、職場などの環境になじめなく生き辛いと感じるのです。

そのためストレスを感じやすく、他人の良い感情、悪い感情にすぐに影響を受けてしまうのです。

自分がHSPかどうか判断するには?

HSPかどうかのセルフ診断をしてみましょう。

人の些細な変化にすぐ気が付く(髪をきった、メイクをかえたなど)

誰かが怒られていると自分が辛い、心臓がどきどきする

もらい泣きをよくする、涙もろい

満員電車や人込みの中で疲れる、苦しいと感じる

想像力が豊かだと自覚している

暴力的な映画やテレビが苦手で自分のように感じる

空腹になると気持ち悪い

ミスをする事が怖い、ミスに対してびくびくする

多くの事を同時進行するとすぐに混乱する

人と会うと疲れる事が多い

メールの返事が遅いと自分が悪いのではと心配になる

相手が無口だと自分が場を盛り上げなくてはと気を遣う事が多い

相手が無口だと怒っているのではと不安になる

 

この質問の中で、チェックが多く、5個以上当てはまる人はHSPの可能性が非常に高いといえます。

3~4個付く場合は、HSPの傾向があり、当てはまる可能性が高くなります。

ご自分がHSPであったとしても、まずはその事実を受け入れてください。

HSPは障がいや病気ではありません。あくまでも個人の気質です。

貴方自身の個性でもありますが、自分が人よりも感性に敏感で、他人の感情に過剰反応してしまうという気質を自覚する事で、それを自衛していく方法がとれるようになります。

最近ではこのHSPに関する書籍も増えており、生き辛いと感じる気持とどう折り合いをつけていくか、自分のこの特性とどう折り合いをつけていくかについての著書も多く出ています。

このセルフ診断を受けて、ご自分がHSPの可能性があるのであれば、一度これらの書籍を読んで自分の事を勉強してみる事をお勧めいたします。

HSPについてのおすすめ書籍

 

「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる 「繊細さん」の本

武田友紀 (著)

ささいなことが気になって疲れる人へ向けての内容となっています。
HSPである専門カウンセラーによる「超・実践テクニック集」を集めた書籍です。

 

敏感すぎて生きづらい人の こころがラクになる方法

長沼 睦雄 (著)

敏感すぎて生き辛いと感じている人のための、昨日よりも今日、そして明日にはもっとラクになる方法を、
4つのステップと15のワークで紹介している実践書です。

 

生きづらさの原因:発達障害が原因

続いて人生が生き辛いと感じさせる原因として、発達障害が原因となる事があります。

これは気質の問題であるHSPとはちがい、生まれながらに持っている脳のバランスによって生じるのが発達障害です。

コミュニケーションに難があり、特定分野に対してのこだわりが強い方も多いです。この発達障害ですが、診断が出ないグレーゾーンの人も実は多く、グレーゾーンだからこそしっかりとした診断を受けた事がなく、生き辛さに悩んでいるという方は実は多いのです。

発達障害の代表的な症状は以下の通りです。

ASD
人を不快にさせる言動をしているが自覚ができない
身だしなみに無頓着
集中力がありすぎて、他の事を忘れる
マルチタスクや同時進行が苦手

ADHD
人の話に集中できずに聞き逃しが多い
長期的な仕事ができない
仕事でケアレスミスが多い
忘れ物が多い
時間の管理が苦手

LD
読み書きが苦手
転記や音読ができない
計算が苦手
桁の多い計算ができない

このような発達障害は子供のころには露見しにくく、大人になって就職をしてから自分だけうまくできない、自分ばかりミスを連発するという事から実は発達障害だったというようにわかるケースもあります。

もし貴方自身が職場でうまくいかない、ミスが多く人ができていることが自分にはできないとお悩みの場合は、一度医師への相談をお勧めいたします。

ADHDなどは今現在は薬などによる治療もでき、改善する事が可能です。

発達障害診断テスト
https://adhd.co.jp/otona/selfcheck/

生きづらさの原因:複雑性PTSDが原因

続いて精神疾患に分類される複雑性PTSDが原因によって、生き辛いと感じる事があります。

PTSDというのはトラウマの事で、命にかかわるような経験をしたときそれがトラウマになり日常生活が困難になることを指します。

ですが、複雑性PTSDは命にかかわる経験ではなく、日常的に起こるあらゆる経験によって引き起こされる可能性があるトラウマなのです。

複雑性PTSDとは、簡単にいえば「本人の自覚のない、心に深い傷が残っている」という状態です。

幼少期の親との関係、虐待経験、友人からの裏切り、小中学生時代のいじめの経験など、誰しも経験する可能性のある人生のイベントです。

自分では乗り越えたと思っている経験が、実は心に傷を残しており、対人関係での恐怖心や不信感、自己肯定感の低下につながった状態になってしまうのです。

誰もが経験しうることが原因で引き起こされるものなので、このように自分の心が傷ついている事に無自覚な人が多いため、なぜ自分が生き辛いと感じるのか不思議に思う人も多くいます。

実は自分自身が生き辛いという感覚の中に、この複雑性PTSDが原因の可能性もあるのです。

複雑性PTSDの診断リスト

以下の項目に自分の当てはまるものにチェックを入れてみてください。

特定の時期の夢をよく見る

喜怒哀楽の感情が薄い

表情が乏しいとよく言われる

感情を人に伝えるのが怖い

思い出したくない過去がある

自分自身を軽んじる気持になる事が多い

過去の経験にかかわる特定の場所や人物がいまだに怖い

心を許した人に対して攻撃的になる事がある

現実感がないと感じながら日々生活をしている

夜が怖い

人が信じられない

昔の記憶がない部分がある

自分に価値が無いように感じる事が多い

この中で3~10個のチェックが付く人は複雑性PTSDの可能性が非常に高くなっています。

専門家への相談をおすすめいたします。

生き辛いという感情、あやふやのままにしない事が大切です。

もし今貴方自身が生き辛い事に悩んでいるのであれば、何が原因でそう感じるかという事を考えて見る必要があります。

その原因がわかれば専門家に相談をしたり、医師に相談をしたりする事で治療をしたり、自分の特質を知って工夫をしたり、生き辛さを緩和することができるようになります。

社会に中々適応できない。

仕事でミスばかりで思い詰めてしまう。

人間関係で悩んでいる。

総合して生き辛く、人生に閉塞感を感じている方は日本には多くいらっしゃいます。

悩んでいるのは貴方だけではありません。

まずは自分の中の原因を自覚していく事から一歩初めてみましょう。

この記事のライター

雪乃

航空会社のCA経験から、結婚相談所コンサルタントに転職。 その傍ら、得意の恋愛コラムのWEBライターとして精力的に活動。 多くの婚活男性へのアドバイザーとして、イベント企画なども行っている。

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