今、行くべき観光スポットは「タウシュベツ川橋梁」!幻の北海道遺産を訪ねるドライブプランのご紹介

今、行くべき観光スポットは「タウシュベツ川橋梁」!幻の北海道遺産を訪ねるドライブプランのご紹介

北海道遺産であり、その存続が危ぶまれる建造物「タウシュベツ川橋梁」。古代ローマの水道橋を思わせる壮観な眺めを誇る、北海道で最も「今行くべき」とされる観光スポットです。

ここでは「秘境」「幻」「絶景」とされるタウシュベツ川橋梁を訪ねるドライブコースをご紹介します。来年には崩れてしまうかもしれない貴重な遺産をその目に焼き付けに行きましょう!

 

タウシュベツ川橋梁とは

タウシュベツ川橋梁(きょうりょう、タウシュベツ橋梁とも言う)は北海道上士幌町の糠平湖にある11連・約130mのアーチ橋で、「旧国鉄士幌線コンクリートアーチ橋梁群」として第1回の「北海道遺産」に選定された歴史的建造物です。

士幌線の廃止から10年後の平成9年(1997年)に解体工事の話が持ち上りましたが、地元有志の反対と保存活動により上士幌町が買い取ることとなりました。

しかしながらタウシュベツ川橋梁はその立地の悪さや財政面から、保存の対象外とされています。そのため「いつ崩壊するかわからない」という、危険な状態にあることは間違いありません。

タウシュベツ川橋梁は糠平湖の推移によって、見える姿が大きく変化します。春(3〜5月頃)は水位がほとんどゼロになり橋梁全体が見渡せ、その脚元まで接近することができます。その後、雪解け水が流入し橋梁の下部が水に覆われてきます。夏(6〜9月頃)には半分以上が水に覆われ、秋にはほぼ水没(若干線路部分のみ確認できることもあり)します。

冬には氷が張りますが、発電用に水が抜かれるため水位は下がってきます。このような状態を繰り返すため、冬のツアーもありますが見どころは5〜6月というのが平均的です。

道央自動車道を北へ

さて、夏前ならばまだ間に合うかもしれません。さすがに電車では行けないのでドライブがおすすめです。タウシュベツ川橋梁は北海道ど真ん中のやや東に位置します。そのためアクセスは道央自動車道で旭川〜層雲峡経由と、道東自動車道で帯広〜音更経由の行程(ほぼ同距離)があります。

往路は、寄り道しながらの道央自動車道で向かいましょう。

砂川ハイウェイオアシス

札幌から車で約1時間、砂川サービスエリアにある土産販売・レストラン・多目的ホールなどを有する道内最大クラスの施設です。旭川の旭山動物園へのアクセス時の休憩・食事・ショッピングの場所としても定番となっています。

ここでは「北菓楼」に寄りましょう。おすすめの理由は2つ、まずはお菓子類の「試食品」が豊富なこと。定番の「はまなすの恋」や「北海道開拓おかき」などは自由に試食ができるようになっています。

試食の後はおすすめの2つ目、「シェフのまかないソフト」(380円税込)です。カップ入りソフトクリームの下には人気商品のバウムクーヘン、パフチョコレート、コーンチョコレートのノーマルといちごの4種類から選んで入れられます。ここハイウェイオアシス限定のスイーツなので、これは必食です!

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北の森ガーデン

旭川から上川町に入ると「北の森ガーデン」があります。ダイヤモンドダストを体験できる国内最大級の「アイスパビリオン」や、入場無料の「熊牧場」などが人気です。

「ガーデンレストラン」ではバイキング(1,300円税抜)や各種セットメニューが用意され、ゆっくりと食事を楽しむことができます。もちろん、お土産売り場も充実しています。

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三国峠

北の森ガーデンから国道273号線を行けば、北海道指折りの名所「三国峠」があります。ここが名所の理由は、北海道の国道で「最高点(1,139m)」だからです。遠くに連なるウペペサンケ山や周囲のトドマツ・エゾマツの樹海は秋には見事な紅葉を呈してくれます。

景観なら、樹海の中を走る一本道の橋である「松見大橋」も見えます。ここも春には新緑、秋には紅葉の見事な風景になります。三国峠にあるログハウス風の休憩所では、コーヒーやソフトクリームが人気になっています。

タウシュベツ川橋梁

さて三国峠からは程なくして目的地の「タウシュベツ川橋梁」に到着します。しかしこの名所は簡単に近づくことはできません。

タウシュベツ展望台

国道273号線沿いには駐車場、そこから200mほどの糠平湖畔には展望台が設けられていますが、この展望台から橋梁までは約750m離れているので、眺められる程度です。最低でも、望遠レンズ付きのカメラが必要になります。

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一般のタウシュベツ川橋梁体験はここまでですが、せっかく来たのであれば、やはり橋梁の近くに行って見たいものです。

地元ガイドツアー

国道273号線から糠平三股林道経由で橋梁の近くまで行くことはできますが、現在車での通行は基本的に禁止されているので、実質的には「許可を得たガイドツアーを利用する」以外の方法はありません(徒歩なら可能も4kmもの距離にヒグマが多数生息しています)。

ヒグマ出没の多い林道

地元のガイドツアーは国道273号線から車で約4km、タウシュベツ川橋梁の近くまで移動します。そこからは林道を数百m歩けば橋梁が見えてきます。この林道内もヒグマの出没地区なので、ガイドは熊よけの鈴をつけています。

中央部が橋梁です

林道からは真っ直ぐに橋梁が架かっているため、ほとんど認識することができず、目の前まで行って初めてその存在が確認できます。

より近づくと…

林道の地面と線路の高さがほぼ一緒(当然ですが)なので、近づいてダムの底や水が見えると橋らしい形を示してきます。

この写真は6月の後半ですが、もう少し早い時期にはダムの水が無く、橋梁の根元付近まで行って全体の写真を撮ることができます。

崩壊寸前です

ツアーでは橋梁周辺で2〜30分の時間、写真を撮ったりの時間があります。近くまで行ければ、橋の損壊状態がよく分かることでしょう。

旧幌加駅周辺

タウシュベツ川橋梁の見学が終わったら再び林道を歩いて車まで戻り、その後は国道沿いにある「旧幌加駅」周辺の見学をします。

旧幌加駅は、タウシュベツ川橋梁につながる士幌線の駅で、士幌線の廃止に伴って廃駅になったが(昭和62年/1987年)ホームとポイントを含む線路が残されています。

第五音更川橋梁

タウシュベツ川橋梁が建設された当時は、旧国鉄士幌線にいくつかのアーチ橋梁が施行されましたが、タウシュベツ川橋梁に次ぐ規模だったのが「第五音更川橋梁」(長さ109m)です。幌加駅から300mほど歩けば、音更川に架橋されている姿を見ることができます。地元のガイドツアーはここまでを案内してくれます。

  • ツアー名:旧国鉄士幌線 アーチ橋見学ツアー2019
  • 実施時期:GW終了後〜水没まで
  • 料金:大人3,500円(税込)
  • 実施団体:NPO ひがし大雪自然ガイドセンター

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旧幌加駅周辺の見学が終われば、札幌に戻りましょう。戻りは音更〜帯広の道東自動車道がスムーズです。所要時間は約4時間です。

旅行会社によるセットツアー

今回ご提案したドライブツアーとほぼ同じ工程で組まれたツアーもあります。旅行会社がバスツアーと現地のガイドツアーをセットして実施するものです。競争率が高いのですが、もっとも手軽にタウシュベツ川橋梁を体験できるツアーなので、確認してみることをおすすめします。

一例として

  • ツアー名:「毎日27名様限定!!絶景!秘境!幻のタウシュベツ橋梁へ」
  • 出発地:札幌(他地域発は公式サイトをご確認ください)
  • 実施時期:5〜6月(日帰り/宿泊ツアーもあり)
  • 実施会社:クラブツーリズム

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まとめ

北海道にいてもなかなか行けない幻の観光スポットである「タウシュベツ川橋梁」を訪ねるおすすめプランをご紹介しました。

来年にも同じように見られる保証はないので、行くならまさに「今でしょ!」。

こんなドライブデートに最適な場所はありません!早いもの勝ちのツアープランもご紹介したので、ぜひチャレンジしてみてください。

この記事のライター

raita kitano

食べ飲み歩きと写真を撮りながらの街散策が好きな男性ライターです。上場企業の管理職時代に培った飲食店訪問の経験を活かし、老舗の飲食店から流行のちょっとお洒落な店までをご紹介します。

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