
筋トレの効果・やり方
WriterQOOL編集部 木村
宅トレ初心者の教科書。1回10分の自宅筋トレで理想のスタイルを手に入れよう

自宅トレーニングで理想のスタイルを手に入れたい方へ「宅トレ初心者でも始められるトレーニングのやり方」をゼロから解説します。
ひとくちに「宅トレ」といっても、グッズを使った運動やダンス、ヨガなど沢山のジャンルがあります。
そのなかでも初心者におすすめなのは、代謝を上げて痩せ体質になれる筋トレ。
筋トレを取り入れると「二の腕」や「太もも」など狙った部位を引き締められるうえ、代謝が上がってどんどん痩せやすい体になります。
それでは初心者必見の宅トレの基礎知識から、自宅で今すぐ始められる筋トレメニュー、楽しく続けていくためのコツをチェックしていきましょう。
監修者プロフィール

- パーソナルトレーナー監修者 宮下 真之
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警察官を経てトレーナーへと転身。大手フィットネスクラブでインストラクターとしてキャリアを重ね、その後は北島康介氏プロデュース「FLUX CONDITIONINGS」の人事育成兼専属パーソナルトレーナーへ。プロゴルファーや力士、アーティストなど様々な著名人を受け持ち、2018年に独立して『KNOX』の代表として活動。パーソナルトレーナーの専門学校であるセカンドパス札幌校の代表講師としても活躍している。
担当実績
・浜崎あゆみ(アーティスト|2016年専属トレーナー)
・伊沢拓也(プロレーサー|2015年スーパーGT第三位)など
大会実績
・ベストボディジャパン2021札幌大会ミドルクラスファイナリスト
SNS
・Instagram
初心者必見。宅トレ3つのメリット
「宅トレ」とは家でトレーニングをすることを指します。
内容は筋トレ、ダンス、ストレッチ、簡単な運動、あるいはグッズを使ったトレーニングまで様々。
これらの運動はジムやスタジオで行うことが多かったですが、なぜここ数年で定着したのでしょう?
その秘密は、宅トレのメリットにありました。
宅トレのメリット3つ
- ジムよりも費用がかからない
- 自分の好きな時間にできる
- 人の目が気にならない
メリット1. ジムよりも費用がかからない
宅トレは、お財布に優しいのが最大のメリット。
ジムに通うとなると入会金+月会費、そのほか交通費も必要です。
その点、宅トレであればトレーニング用のマットさえ用意すれば気軽に始められるため、最低限の支出で始められます。
ダンベルやチューブといったグッズもありますが、比較的安価で揃えられるものばかりです。
メリット2. 自分の好きな時間にできる
宅トレは朝でも夜でも、気が向いた時にできます。
仕事や育児で時間調整しにくい人にとって、予約や移動時間が必要のない宅トレはぴったりのトレーニング方法。
その反面「長続きしない」「一人だとサボってしまう」のが難点ですが、コツを掴むことでクリアできます。
メリット3. 人の目が気にならない
「人前で運動するのは嫌」「汗でメイクが崩れた顔を見られたくない」という人にこそ、宅トレはぴったりです。
自分の体型が気になって、ジムに通うのを躊躇している人もいらっしゃるかもしれません。
宅トレなら、人目を気にせず思う存分トレーニングに集中できます。
もちろん、騒音や振動には注意する必要はありますが、床にマットを敷き、ジャンプするようなメニューを避けるなどの対策をしていれば、マンションでも充分トレーニングは可能です。
宅トレ初心者が知っておきたい基礎知識

宅トレで痩せやすい体を作りましょう
費用もかからず、好きな時に好きなように取り組めるのが宅トレのメリット。
では、宅トレで運動効果を感じるにはどのように取り組めばいいのでしょうか。
まずはあなたが迷いなく宅トレに取り組めるように、宅トレの取り組み方をご説明します。
まず最初に「筋トレ」から始める
冒頭でもお伝えしたとおり、「宅トレ」にはヨガやダンスなどさまざまなジャンルがあります。
そのなかでも「体を引き締めたい」と思う運動初心者が始めるべきは筋トレ。
下記の3点がその理由です。
宅トレ初心者が「筋トレ」から始めるべき理由
- 好きな部位を狙って引き締められる
- 代謝があがって痩せやすくなる
- 一人ひとりの筋力に合わせて強度を調整しやすい
もちろんダンスなどの有酸素運動もダイエットに効果的ですが、それはあくまで「動いた分の脂肪が燃える」という運動。
初心者はまず筋トレで体の代謝をあげて「痩せやすい体質」を作っていくことがダイエット成功への近道です。
そして自分の引き締めたい部位や筋力に合わせて、メニューを調整しやすいことも筋トレのメリット。
例えばダンスエクササイズだと、初心者から上級者まで同じだけの運動量になります。
しかし筋トレなら筋力に合わせて回数を調整したり、好みに合わせて鍛える部位をピンポイントで変えたりと、一人ひとりにピッタリな運動を続けていけるのが魅力。
宅トレを始めるなら、まずは初心者でも始めやすい「筋トレ」からチャレンジしていきましょう。
のちにダンスなどの有酸素運動を取り入れたくなったときも、上がった代謝によってさらにダイエット効果が見込めます。
続けた分だけ成果が出る。継続することが大切
期間 | 効果の目安 |
1ヶ月 | スムーズに体が動くようになり、徐々に疲れにくい体へ |
3ヶ月 | 少しずつボディラインがスリムに変化 |
6ヶ月 | 見間違えるような体型になり、洋服のサイズが1〜2サイズダウン |
上記表のスケジュールは、1回30分・週に2回のペースで、全身の宅トレメニューを続けた場合の効果の目安です。
この表のとおり、始めの頃はそれほど見た目に変化がでないのが宅トレ。
しかしそれを知らず「やっぱり効果なんて出ない」と、1ヶ月も続かずあきらめてしまう人が多いことが、宅トレの一番の難点です。
宅トレはとにかく続けさえすれば確実に成果がでてくるため、まずは少しボディラインに変化が出てくる「3ヶ月」を目標に続けるところから始めましょう。
スケジュール管理も必要
さらに、すぐに効果を出したいと思って毎日がむしゃらに宅トレを続けてもあまり意味がありません。
特に今回ご紹介する「筋トレ」の場合、筋肉の回復サイクルを考える必要があります。
筋トレをして傷ついた筋肉はおよそ2〜3日で回復することがわかっているため、同じ場所の筋肉を鍛えるのは週に2回程度にしておくのが一般的。
(参照:Cramer Japan 超回復と急速)
例えば「火曜日と金曜日」のように宅トレをするスケジュールを決めて、適度なペースで続けていくようにしましょう。
1回10分で週2回。宅トレ初心者におすすめの筋トレ3選
おすすめ筋トレ | ||
![]() ワイドスクワット |
![]() リバースプッシュアップ |
![]() プランク |
効果 | ||
太ももの引き締め | 二の腕の引き締め | お腹の引き締め |
今回は初心者でも始めやすい宅トレメニューとして、3つの筋トレメニューをご紹介します。
3メニューをスムーズにこなせば1回10分程度で終わり、女性が気になる部位である「太もも・二の腕・お腹周り」を引き締められるメニュー構成になっています。
各メニューに記載してある回数目安が達成できなくても、とにかく限界までやり切ればOK。
さっそく今日から1回10分、週に2回の宅トレを始めていきましょう。
ワイドスクワット│太ももを引き締める
スクワットは筋トレの王様とも呼ばれるトレーニング。
なかでもワイドスクワットは通常のスクワットより足幅を広げて行うことで、内ももとお尻の筋肉が鍛えられます。
鏡でチェックしながら、背筋の伸びた綺麗なフォームを意識しましょう。
やり方
- 足を肩幅の1.5倍ほど開き、つま先はVの字で手は胸の前で組む
- 太ももと床が平行になるまでしゃがむ
- スタートポジションに戻る
得られる効果
- 内ももの引き締め
- O脚改善
- ヒップアップ
リバースプッシュアップ│二の腕を引き締める
リバースプッシュアップは二の腕の裏側(上腕三頭筋)を鍛えるトレーニング。
腕を引き締める効果があり、自身をもってノースリーブを着るにはかならず取り入れたい種目です。
やり方
- 椅子に背を向け、座面に手を置いて膝は軽く曲げる
このとき、手は肩幅にセットする - 肘が外側に広がらないよう90度になるまで曲げる
- 元の位置に戻り、同じ動きを繰り返す
得られる効果
- 二の腕の引き締め
プランク│お腹まわりを引き締める
プランクは「持久力」のトレーニング。
おもに体幹が鍛えられますが、体力アップや姿勢の改善効果も見込めます。
毎回の宅トレのラストに取り入れて、何分耐えられるか挑戦していきましょう。
やり方
- 両肘を床につけ両足を肩幅に開き、体重を両肘とつま先で支える
- 腹筋とお尻に力を入れ、体が床と平行になるよう保つ
- 息を止めず30秒キープし、休む
得られる効果
- お腹まわりの引き締め
- 姿勢改善
宅トレを楽しく続けていくための4つのコツ

継続は力なり。宅トレを習慣化するコツを押さえておきましょう
「3ヶ月ほど続ければ見た目に効果がでる」とお伝えしましたが、同じメニューを繰り返していると飽きてしまうのが人間というものです。
宅トレを続けていくための工夫もしていかなければ、満足に効果が出るまで続けるのは難しいかもしれません。
ここでは今日から宅トレを始めたあなたが楽しく筋トレを続けていけるよう、簡単な継続のコツをお伝えしておきます。
宅トレを楽しく続けていくためのコツ
わかりやすい目標を追っていく
人は自分の成長が感じられると楽しく感じるもの。
宅トレを続けていくのも同様で、自分の成長を感じられる「わかりやすい目標」を追っていきましょう。
もっとも手軽でおすすめの方法は、筋トレ各メニューの回数を少しずつ増やしていくことです。
「前回10回×3セットできたから、今回は12回×3セットを目指す」というように、少しずつ回数を伸ばしていくことで自分の成長を感じられるでしょう。
筋肉を鍛えるうえでも負荷を上げていくのは理にかなっているため、ぜひ取り入れてみてください。
定期的にメニューを入れ替える
これはフロントランジ
毎回同じ負荷のトレーニングをしていると、飽きてくるだけでなく筋肉が刺激に慣れてしまってトレーニング効果が薄くなることもあります。
それを避けるには、例えば「回数を増やしていく」「セット数を増やしていく」という方法があります。
ほかに「メニューを入れ替える」という方法もおすすめで、筋肉にとっては新たな刺激になり、気分転換にもなって一石二鳥。
メニューを入れ替える際は、例えば下記のように入れ替えてみて下さい。
メニューの入れ替え例
同じ部位を鍛えられるトレーニングでも、少しずつ効く部位や刺激が変わってきます。
QOOLの他の記事も参考にしていただき、定期的にメニューを見直しながら宅トレを続けてみて下さい。
気分転換に有酸素運動を取り入れる
ミニ脚立を使えば、家で昇降運動ができます
筋トレに加えて「有酸素運動」を取り入れると、より効率よく全身を引き締めていけます。
有酸素運動は、とにかく動いた分だけ「脂肪」を燃やせる運動です。
筋トレを続けて代謝が上がった体で有酸素運動を取り入れると、効果はさらにアップします。(参照:横浜市スポーツセンター)
自宅で足踏みをしてみたり、YouTubeをみながらダンスをしてみたりすると、宅トレを続けていくための気分転換にも脂肪燃焼にも効果的です。
体力に余裕があれば筋トレ後に続けて行うのが効果的ですが、それが難しければ筋トレの休息日に取り入れてみて下さい。
楽しく鍛えられるグッズを取り入れる
ダンベルは特にあると便利です
腹筋ローラーやダンベルといった筋トレグッズを使ってみるのも、宅トレを楽しく続けていくための一つの手段です。
今回の記事では何も使わず始められるトレーニングメニューを紹介しましたが、グッズを使うことでまた違った刺激を筋肉に与えられるばかりか、気分転換にも最適。
QOOLではプロトレーナー厳選の初心者におすすめの筋トレグッズを掲載中。
これらのグッズもうまく取り入れて、楽しくトレーニングを続けていきましょう。
宅トレ初心者は、まず筋トレから始めよう
宅トレを始めるにあたり、初心者はまず筋トレから始めるのが効率的。
痩せやすい体を作っていくところから始めましょう。
「楽しく続けていくコツ」の章でもお伝えしましたが、今回ご紹介したトレーニングメニューに物足りなさを感じてきたら、もっといろいろなトレーニングを取り入れてレベルアップしていって下さい。
例えばお尻を鍛えるトレーニングを多く取り入れれば「大きく丸いヒップ」が、お腹まわりを重点的に鍛えれば「綺麗なくびれ」が手に入ります。
レベルアップしながら楽しく宅トレを続けて、理想のスタイルを作っていきましょう。
そのほかQOOLでは宅トレの効果を最大限にするスケジュールや宅トレの効果や期間についての記事も掲載しています。
お時間のある方はぜひ、合わせてお読みください。
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