野球の背番号8はセンターの番号？8番を背負う代表的な選手を紹介

野球の背番号8が持つ意味とは？

野球を観戦するときに、選手を見分けるために使用される背番号。背番号には選手を見分けるためだけでなく、さまざまな意味が込められていることをご存知でしょうか。

ここでは、背番号8が持つ意味を各リーグに分けて解説していきます。

プロ野球における背番号8の意味

現在のプロ野球では、どの球団も背番号8はレギュラーまたはこれからを期待されている野手に与えられています。プロ野球はレギュラークラスの選手が若い番号をつける傾向があり、背番号8も例外ではありません。

過去には原辰徳氏や山本浩二氏のような、偉大なバッターが着用していた背番号でもあり、現在でも好打者が背番号8をつけるケースも多く見られます。

なおメジャーリーグにおいては、背番号に規則性はありません。自身や家族の誕生日、尊敬する選手と同じ番号など、自由に背番号を決めているようです。

高校野球における背番号8の意味

高校野球ではレギュラー選手のポジションに合わせて、1桁の背番号が与えられています。そのため基本的には、背番号8はセンターのレギュラー選手が背負うことになります。

センターは、レフトやライトの選手と素早い連携が必要なため、外野手のリーダー的存在。正確な判断と広い範囲を守れる、能力の高い選手が適任のポジションです。

甲子園でも背番号8の選手が、攻守で活躍しているのはよく見られますよね。

今後高校野球を観戦する際は、背番号8の選手の活躍に注目してみてください。

少年野球における背番号8の意味

少年野球でも高校野球と同様に、レギュラー選手のポジションに合わせて1桁の背番号が与えられます。したがって少年野球でも背番号8は、センターのレギュラー選手が背負う番号です。

例外として、少年野球にはキャプテンが背番号10をつけるという規則があり、センターの選手がキャプテンの場合は、他の選手が背番号8をつけなければなりません。

この場合の背番号8を背負う選手の決め方は、センターの控え選手や入団順など、チームによってさまざまなようです。

背番号8を背負う人気の野球選手を紹介

ここでは背番号8を背負う人気のプロ野球や、漫画のキャラクターを紹介していきます。

日本｜丸佳浩

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広島東洋カープ在籍時には、リーグ3連覇の立役者にもなった丸佳浩選手。2019年の読売ジャイアンツ移籍時から、背番号8を背負っています。

丸選手はホームラン数と打率を両立できる数少ない打者で、2018年には3割超えの打率を残しながら39本塁打を記録しています。また本人は出塁率に最もこだわっており、リーグトップの出塁率を記録したシーズンもありました。

守備や走塁面でも非常に優れており、盗塁王やゴールデングラブ賞などのタイトルを獲得。走攻守のすべてのタイトルを獲得していることからも、丸選手はチームに欠かせない存在といえるでしょう。

ホームランを打った際に頭上で輪をつくる「丸ポーズ」もファンに愛されているので、丸選手の打撃時には注目してみてください。

日本｜近藤健介

現在の北海道日本ハムファイターズで、背番号8を背負っている近藤健介選手。現役選手なかで最も打率4割に近い選手と称されるほど、ミート力が抜群のバッターです。

難しい球を広角に打ち分ける技術は、メジャーリーグでも活躍したイチロー選手を彷彿とさせます。また選球眼が優れていることでも有名で、四球も多いことが近藤選手の出塁率の高さにもつながっています。

主に外野を守っていますが、これまでに三塁手や捕手での出場もありました。緊急事態に備えて複数ポジションを守れる近藤選手は、チームにとっても重要な存在といえるでしょう。

日本ハムファイターズの選手会長も務めている近藤選手の活躍に、これからも注目してみてください。

日本｜大島洋平

2010年の入団以来、中日ドラゴンズ一筋で活躍している大島洋平選手。2011年から、ドラゴンズの背番号8を背負っています。

打撃と守備が得意な選手で、これまでに最多安打やゴールデングラブ賞のタイトルを獲得しました。走塁に関しては盗塁王に輝いたことがあるものの、盗塁成功率が低く、たびたび走塁技術を指摘されるようです。

執筆時点での通算安打数は1748本で、数年で2000本安打を達成するのではないかといわれています。近年の成績をみても好調を維持していることから、その期待は膨らむばかりですね。

日本｜佐藤輝明

2021年に阪神タイガースに入団した佐藤輝明選手は、プロ入り1年目から背番号8を背負っています。

大卒の即戦力として4球団が競合した結果、阪神タイガースに一位指名されました。期待の通り一年目からチームを引っ張る活躍をみせ、新人左打者最多本塁打記録を更新しています。

身長187㎝体重94㎏という大きな体から、力強い打球を打つ左の長距離バッターです。恵まれた体格と優れた身体能力から、期待をこめて「糸井2世」や「柳田2世」とも称されています。

ももいろクローバーZのファンを公言しており、ホームランを打った後にはテレビカメラに向かって「Zポーズ」を決めることでも有名です。野球ファンのみならずももクロファンの方にも注目していただきたい選手ですね。

漫画｜伊佐敷純

漫画「ダイヤのA」の主人公、沢村栄純が所属している青道高校野球部。その青道高校野球部に所属し、沢村の2学年上の先輩が伊佐敷純です。

豪快なプレースタイルやよく吠えていることから、怖い印象を持たれがちな一面があります。しかし周囲に気を遣える広い視野を持っていたり、副キャプテンに選ばれていたりと、人格者である面も持ち合わせているのです。

積極的な打撃姿勢やフルスイングが持ち味の伊佐敷ですが、プレーは繊細で右方向への進塁打や粘り強いバッティングなど、チームプレーが魅力の選手でもあります。もちろん長打力も兼ね備えており、パワーと技術のどちらも持っているバランスの良い選手といえますね。

野球の背番号8は攻守で活躍する選手の番号である

野球の背番号8は、攻守のどちらでも活躍している選手が着用しています。また打率を高く残すアベレージヒッターが多いことも特徴のひとつですね。

今後高校野球を観戦する際は、背番号8の選手の活躍に注目してみてください。