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WriterQOOL編集部

サッカー背番号1はキーパーの番号?1番を背負う代表的な選手を紹介

サッカー背番号1はキーパーの番号?1番を背負う代表的な選手を紹介

今回は、サッカーにおける背番号1について解説します。

他の番号には例外はあれど、背番号1に関して言えば、ほぼゴールキーパーの背番号といっても過言ではありません。

この記事ではさらに深堀りし、背番号1の意味や求められる能力、代表的な選手を紹介しますので、ぜひ理解を深めてみてください。

サッカーの背番号1がもつ意味とは?

背番号1番は、ゴールキーパーが付けることの多い番号です。

リーグによっては「背番号1番はゴールキーパーしか付けられない」というルールが決められている場合もあり、1番に関しては他のポジションの選手が付けることはほとんどありません。

背番号1番の選手にはゴールを守ることはもちろん、最後尾から味方に的確な指示を与えて守備組織をコントロールする役割も求められています。

また現代では、パスサッカーを志向するチームが増加したことで、攻撃を組み立てる役割も期待されるようになってきました。

このように、背番号1番を背負う選手には味方と連携してゴールを守る役割に加えて、パスサッカーにおける攻撃の出発点としての役割が求められています。

背番号1を背負う選手に求められる能力

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背番号1番を背負う選手の大きな仕事は、相手のシュートを止めること。

そのため基本的には、身体能力の高い選手に適性があると言えます。そのうえで、パス精度などの足元の技術が高ければ、より重宝される可能性が高いのです。

ここではそんな、ゴールキーパーに求められるプレーに必要な能力について細かく紹介していきます。

セービング能力

背番号1番を背負うゴールキーパーに最も重要な能力は、ゴールを守るセービング能力。

もう少し細かく分解すると、ジャンプ力やステップの速さなどの身体能力、至近距離からのシュートに反応する反射神経などが必要になるのです。

サッカーはどれだけ攻められていても、どれだけ攻めあぐねていても、失点さえしなければ試合に負けることはありません。

そのため他の能力を差し置いて、最後にゴールを守るセービング能力さえ高ければ、負け試合を引き分け以上にまで持っていけるのです。

コーチング能力

背番号1番を背負う選手には、声出して守備組織をコントロールするコーチング能力も必要です。

ゴールキーパーは最後尾からチーム全体を俯瞰できるため、戦術通りに守備組織が機能しているのかを常に確認し、修正箇所があれば瞬時にコーチングを行うことが求められます。

特に試合終盤では、疲労の影響でフィールド選手のポジショニングにズレが生じやすくなります。そこでゴールキーパーが適切に声掛けすることで、試合を通して隙のない守備組織が構築しやすくなるのです。

ビルドアップ能力

先述の通り現代サッカーのゴールキーパーには、攻撃を組み立てるビルドアップ能力が必要不可欠。

具体的にいえば、正確にパスをつなぐための足元の技術と、味方選手と相手選手の位置を適切に把握する空間把握能力が求められるようになりました。

ゴールキーパーから攻撃を組み立てられれば、攻撃時の幅が生まれることはもちろん、相手チームにプレスの的を散らせるため、チャンスを演出しやすくなります。

そのためビッグクラブに所属するレベルの選手たちは共通して、高いビルドアップ能力を備えているのです。

背番号1を背負う人気サッカー選手を紹介

ここでは背番号1を背負う人気サッカー選手を、日本、海外、漫画とカテゴリを分けて紹介していきます。

日本|川口能活

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4大会連続でワールドカップメンバーに名を連ね、日本代表ゴールキーパー歴代1位の出場試合数を誇る川口能活。

日本歴代最高のゴールキーパーとの呼び声も高く、2018年で現役を引退するまで、多くのチームで背番号1番を背負って活躍しました。

身長180センチと、ゴールキーパーとしては小柄な体格でありながらも、一瞬の瞬発力と反射神経を活かし、至近距離からのシュートのセービングを得意とする選手でした。

また逆境からチームを救うキャプテンシーにも定評があり、試合中に味方選手を叱咤激励する姿が印象に残っている方も多いはず。

アンダー世代から長年にわたって日本代表を牽引してきた川口は、日本サッカー史上最高のゴールキーパーの一人です。

日本|川島永嗣

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フィールドプレーヤーも含めた日本代表選手の中で、史上最多の3大会連続11試合のワールドカップ出場経験を持つ川島永嗣。

2010年の南アフリカ大会直前でレギュラーを掴み、2014年のブラジル大会からは日本代表でも背番号1番を背負うようになりました。

セービング能力とコーチング能力を活かしたビッグセーブで、日本代表のピンチを何度も救ってきました。PKストップも得意としており、フランク・ランパードやネイマールといった世界のスーパースターたちのPKを止めることに成功しています。

また川島は語学能力に優れており、様々な言語を駆使して味方選手とコミュニケーションを図れるからこそ、長年にわたり海外のクラブでプレーできているのです。

海外|オリバー・カーン

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ドイツ代表として4度のワールドカップを経験したオリバー・カーン。2002年の日韓大会では、ゴールキーパーとして史上初となるワールドカップMVPを獲得しました。

所属していたバイエルン・ミュンヘンでは、10年以上にわたって背番号1番を背負ってゴールマウスを守り、8度の国内リーグ優勝にも大きく貢献しました。

彼は野性味あふれる動きと風貌が印象的な選手で、抜群の反射神経を活かしたセービングが特徴的な選手でした。

またスター選手が揃うドイツ代表の中でも、圧倒的なリーダーシップを発揮しており、チーム全体を勇気づけられる貴重な存在だったのです。

海外|マヌエル・ノイヤー

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ワールドカップ優勝に加え、2度のUEFAチャンピオンズリーグ優勝まで経験しているドイツ代表のマヌエル・ノイヤー。

彼はセービング能力・コーチング能力・ビルドアップ能力をハイレベルで兼ね備えた、現代最高峰のゴールキーパーです。

彼の最大の魅力は、圧倒的な守備範囲の広さ。予測能力と抜群の身体能力を活かして積極的にペナルティーエリア外に飛び出し、ディフェンスラインの背後に出たスルーパスを処理してピンチを未然に防いでくれます。

所属するバイエルン・ミュンヘンは、彼が後方にいるからこそ守備ラインを高く設定できるため、前線から激しくプレスをかける戦術が可能になっています。

ピッチ全体にまで影響を与える彼のプレースタイルは、従来のゴールキーパー像を変えたといっても過言ではありません。

漫画|若林源三

出典:Amazon

漫画「キャプテン翼」に登場する、天才ゴールキーパーの若林源三。主人公・大空翼の最初のライバルであり、試合中に被る帽子がトレードマークのキャラクターです。

作中では小学生時代に背番号1番を背負い、その後は22番や24番を付けていた時期もあります。

彼は「ペナルティーエリア外からのシュートは絶対に止める」と豪語しており、実際にエリア外からゴールを破った選手はほとんどいません。

またゴールキーパーでありながら果敢に攻め上がる、実力はあるが負傷も多いといった独特のプレースタイルを持った選手でもあるのです。

SGGK(スーパーグレードゴールキーパー)の異名を持ち、日本代表の守護神としてワールドユース優勝にも貢献しました。

サッカーの背番号1は守護神の番号である

背番号1番は、チームの守護神としてゴールを守ることはもちろん、攻撃の出発点として正確にパスをつなぐ役割も求められる番号です。

サッカー選手の背負う背番号の意味にまで視点を広げることで、よりサッカー観戦を楽しめますので、他の番号についても意味を調べてみてください。

QOOL編集部
プロとして実績のある身体づくりの専門家を監修者に迎え、正しいフィットネス情報を発信。クールなカラダをつくるためのモチベーションアップをお手伝いします。

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