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WriterQOOL編集部 永森

バスケのバイオレーション11種類を解説!用語の意味やその他のルールも紹介

バスケのバイオレーション11種類を解説!用語の意味やその他のルールも紹介

当記事では、バスケットボールの「バイオレーション」について解説します。

バスケットボールのバイオレーションとは、ダブルドリブルやトラベリングなどに代表される反則ルールのことです。

バイオレーションは体育の授業で耳にしたことがあるものから、初めて聞くようなルールまでさまざま。

そこで今回は、これからバスケを始める方や現役プレイヤーも理解を深められるよう、バイオレーションについて細かく解説していきます。

バスケのバイオレーションとは

バイオレーションとは、チームに与えられた時間に超過したり、ラインから出てしまったりする反則のことです。

バスケットボールではファウル以外のすべての反則ルールを、バイオレーションと呼んでおり、ボールの扱い方やステップに関することもバイオレーションに含まれます。

試合中にバイオレーションと判断されると、審判が笛を鳴らして試合を中断。その後は相手チームにボールが渡り、ゲームを再開します。

バスケのバイオレーション11種類を解説

バイオレーションには、ダブルドリブルやトラベリングのほかにも、さまざまなルールが存在しています。

ここからはそのバイオレーションの数々を、一つずつ紹介していきます。

試合観戦時はもちろん、現役プレイヤーも実践で役立つため、以下の11種類のバイオレーションを覚えておきましょう。

トラベリング

トラベリングとは、ボールを持った状態でドリブルせずに3歩以上歩いてしまうこと。

もしくはピボットの軸足が動いてしまったり、ずれてしまったりしたときにもトラベリングを取られます。

試合中によくあるトラベリングは、パスをもらった際に片足ずつで着地し、最初の1歩目である軸足を動かしまったとき。

パスされたボールに向かって取りに行く(ミート)ときに、両足で着地するとどちらの足からでも動かせるため、戦略を広げるためにもミートを意識してみてください。

バックパス

バックパスとは、フロントコートへボールを運んだあと、そのボールをパスやドリブルでバックコートに戻してしまうことです。

バックパスと判断されるのは、ボール保持者の両足がバックコートに触れたうえでボールがセンターラインを超えた時。

たとえばフロントコートに入ったものの、ディフェンスのプレッシャーが強く、バックコートにいた味方にパスを出してしまった場合、バックパスを取られてしまいます。

一方両足がバックコートについていても、ボールがフロントコート内にあればバックパスは取られません。

パスを受ける前にディフェンスや自分の立ち位置をよく見て、バックパスを取られないよう注意しましょう。

ダブルドリブル

ダブルドリブルとは、ドリブルを一度終えたあと、再びドリブルを行うこと。

「ドリブルが終わった」と判断されるタイミングは、両手でボールに触れた瞬間、もしくは片手、両手でボールを支えた瞬間です。

たとえばドリブルを終えようと両手で持とうとしたときにファンブルしてしまい、転がったボールをそのままドリブルすると、ダブルドリブルを取られてしまいます。

このような場面になったら、転がるボールはそのままキャッチしましょう。

3秒ルール

3秒ルールとは、フロントコートのゴール下にある制限区域内に3秒以上留まること。

これは、インサイドでポジション取りをしている際にとられやすいバイオレーションです。

片足のみでも入っていたら3秒ルールが適用になるため、両足を制限区域外に出すか、3秒経過する前に一度制限区域から出るようにしましょう。

5秒ルール

5秒ルールとは、オフェンスがボールを保持した状態から5秒以内にアクションを起こさなければならないというルール。

たとえば、コート外からのスローインの際に5秒以内にパスを出さない。フリースローの際に審判からボールを受け取って5秒以内にシュートしないといった場合に該当します。

このようなミスを起こさないためにも、コート内にいる仲間がボールをもらえる動きをすること、スローインする人はパスを出せる瞬間を見極めてください。

8秒ルール

8秒ルールとは、オフェンスがボールを保持した瞬間から8秒以内に、フロントコートへボールを運ばなければならないというルール。

ディフェンスのプレッシャーが強く、フロントコートへボールを運べずにバックコートに8秒以上留まってしまうと8秒ルールが適用されます。

こういった自体を避けるためには、シュートを決められたらすぐにスローインを出すなど、ディフェンスがセットする前にフロントコートへボールを運ぶのが良いでしょう。

24秒ルール

24秒ルールとは、オフェンスは24秒以内にシュートを打たなければならないというルール。

ボールがリングに触れた瞬間時間がリセットされ、オフェンスが再度ボールを保持した場合は14秒、ディフェンスがボールを保持した場合は24秒に、24秒計がリセットされる仕組みになっています。

試合では、オフェンスが攻めあぐねており、ゴールにボールを当てられない際に24秒オーバータイムを取られます。

チーム全体で24秒計を確認したり、「あと何秒か」をコート内外からコールしてあげると防げるミスです。

ゴールティンディング

ゴールティンディングとは、シュートしたボールが最高到達点を過ぎて落下している際、ボールに触れてはいけないというルール。

もしディフェンスがボールに触れてしまった場合、オフェンスへの得点が認められます。

ゴールティンディングを避けるために、ボールが手から離れるタイミングでシュートブロックするようにしましょう。

アウトオブバウンズ

アウトオブバウンズとは、ボールがコート外に出てしまうこと。

アウトオブバウンズになった場合は、近くにあるサイドラインまたはエンドラインからスローインを行います。

よくあるシチュエーションは、仲間の出したパスを受け取れず、コートの外に出てしまう場面。

アウトオブバウンズにならないためにも、パサーは仲間がキャッチできるところにパスを出し、レシーバーはしっかりとボールを見て、どこにパスが来るのかを予測しましょう。

インターフェア

インターフェアとは、シュートしたボールがリング上にあるタイミングでネットやバックボード、リングに触れてはいけないというルール。

たとえばリングの下から手を入れてボールを触ったり、バックボードを叩いて振動させたりすることが該当します。

相手チームのシュートを阻止したいのであれば、シュートを打つタイミングでシュートブロックにいきましょう。

キックボール

キックボールとはその名の通り、足でボールを蹴ったり止めたりしてしまうこと。

ディフェンスがパスコースを読んで、足を出したときによく見られる反則です。

オフェンスの際にキックボールを取られてしまうと、相手チームにボールが渡るため、キャッチミスをなくすようにしましょう。

ただし故意に蹴った場合のみ適用されるルールのため、偶然にも足にボールが当たった場合はバイオレーションにはなりません。

バイオレーションと合わせて覚えておきたいバスケのルール

ここからはバイオレーション以外の、バスケットボールのルールについて紹介します。

新たに追加されたルールや、試合観戦時にも役立つルールもあるため、ぜひ覚えておいてください。

ファウル

ファウルとは、プレーヤー同士での接触によるものや、スポーツマンらしくない言動があった場合の反則のこと。

このファウルにも、チャージングやブロッキングなど、さまざまな種類があります。

ヘルドボール

ヘルドボールとは、両チームの選手がボールを取り合う状態になり、どちらのボールでもない状態のこと。

ヘルドボールとジャッジされ試合が中断した場合、ポゼッションアローの向きによってゲームが再開されます。

ポゼッションアローは、ジャンプボールやヘルドボールのたび、向きが変わるようになっています。

タイムアウト

タイムアウトとは、試合を中断してベンチに戻り、作戦を伝えたり選手を休憩させたりするための時間のこと。

前半(第1・2クォーター)で2回、後半(第3・4クォーター)で3回の計5回が、各チームに与えられています。前半に使いきれなかったタイムアウトは、後半へ持ち越せません。

ちなみに延長戦になった場合のタイムアウトは、各チーム1回ずつとされています。

ゼロステップ

ゼロステップとは、「ボールをキャッチするのと同時に踏んだ足を0歩目として数える」というルール。

ボール保持と同時に足を地面につけば、その足は0歩目となり、そこからさらに2歩歩けるようになります。

JBA(日本バスケットボール協会)で、2018年4月よりトラベリングのルールが改正され、ゼロステップが追加されました。

バスケのバイオレーションのまとめ

今回は、バスケットボールのバイオレーションについて紹介しました。

バイオレーションは、現役プレイヤーであれば覚えておかなければいけないですし、覚えておけばより楽しく試合観戦ができるはず。

バイオレーションを覚えたら、その他のルールにも触れて、バスケットボールを楽しんでください。

QOOL編集部 永森
新卒で某大手フィットネスジムに入社。インストラクターとして活動し、QOOL編集部にジョインしました。現在はNSCA-CPT取得に向け目下勉強中。趣味はバスケットボール。現役選手として活動しています。

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