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筋トレの効果・やり方

WriterQOOL編集部 木村

自宅トレが続かないのは当たり前?その理由と筋トレを続けるコツ6つ

自宅トレが続かないのは当たり前?その理由と筋トレを続けるコツ6つ

なぜ宅トレが長続きしないのか……。実はこれ、人間なら仕方がないこと。ですが取り組み方を少し変えるだけで「続かない」は卒業できます。

そこでこの記事では、あなたの宅トレが続かない理由と続けるためのコツをご紹介。

この記事を読んで「理想のボディライン」への第一歩を踏み出しましょう!

監修者プロフィール

監修者 宮下 真之
パーソナルトレーナー監修者 宮下 真之

警察官を経てトレーナーへと転身。大手フィットネスクラブでインストラクターとしてキャリアを重ね、その後は北島康介氏プロデュース「FLUX CONDITIONINGS」の人事育成兼専属パーソナルトレーナーへ。プロゴルファーや力士、アーティストなど様々な著名人を受け持ち、2018年に独立して『KNOX』の代表として活動。パーソナルトレーナーの専門学校であるセカンドパス札幌校の代表講師としても活躍している。

担当実績
・浜崎あゆみ(アーティスト|2016年専属トレーナー)
・伊沢拓也(プロレーサー|2015年スーパーGT第三位)など
大会実績
ベストボディジャパン2021札幌大会ミドルクラスファイナリスト
SNS
Instagram

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宅トレは続かないのが当たり前。ただし方法次第で変わる

宅トレは続かないのが当たり前。ただし方法次第で変わる

「私は意志が弱いから、宅トレもダイエットも続かない。だから痩せられない」と思っていませんか?

実はそうではありません。人間にとってトレーニング自体が挫折して当たり前の行動なのです。

そう言える根拠を、人類の進化の過程と行動分析学の観点から解説します。

続かない理由1. 人間の構造上続かないようになっている

冒頭で述べた通り、宅トレに挫折するのは人間にとって当たり前のことです。

その理由は、ハーバード大学の進化生物学者、Daniell Lieberman氏いわく「人は進化の過程で筋トレをするようデザインをされていない」から。

人の心は命を守る、命をつなぐ行動を優先していた石器時代のまま。生命活動以外にエネルギーを消耗したくありません。

宅トレをはじめトレーニングは、生命活動に関係のない行動にあたるため、先祖から引き継いだ本能が「その行動は必要ない」と語りかけてくるのです。

そのため、あなたに運動習慣が身につかないのは、人の本能としてごく自然なこと。

「私はなんで運動が三日坊主で終わってしまうんだろう…」と悲観的になる必要は全くありません。

続かない理由2. 行動分析学的に理由あり

トレーニングが続かない理由は、人体のデザインだけではありません。

行動分析学では「ヒトは行動の直後にデメリットが伴うと、その行動は将来起こりにくくなる」とされており、これを嫌子(けんし)と呼んでいます。

トレーニングの目的は、筋繊維に刺激を与えて「ストレス応答」を起こすこと。

トレーニング直後の無意識のうちに体がストレスを受けている状態が、行動直後のデメリットに該当します。

トレーニングは人体にとっては嫌子にあたるため、行動分析学の観点からみても仕方のないこと。決してあなたの性格だけの問題ではないのです。

続かない理由3. 人間の本能は変えられない

ここまでトレーニングに挫折してしまうのは、人間の本能や構造が大きく関係しているとご説明しました。

その一方、Lieberman氏は「心(本能)を変えることは不可能。しかし環境(取り組み方)を変えることはできる」とも述べています。

これはつまり、取り組み方を工夫すればトレーニングの継続は難しくないということです。

あなたが宅トレを続けられない理由を見つめ直し、自分にあった取り組み方を見つける、それが最善の三日坊主改善策。

「続かないのは仕方がない」ではなく「続けるためにはどうしたら良いのか」を考えることも大切です。

宅トレが続かないあなたへ。トレーニングを続けるコツ6つ

宅トレが続かないあなたへ。トレーニングを続けるコツ6つ
ここからは「宅トレがなかなか続かない…」そんなあなたの悩みを解決するコツを6つご紹介します。

宅トレを続けるポイント6つ

  • 理想体型のイメージをはっきりさせる
  • 小さな目標を立てる
  • 「これだけはやる!」というメニューを決める
  • 毎日の変化を可視化する
  • 自分で自分を褒めてあげる
  • SNSで宅トレ仲間をつくる

理想体型のイメージをはっきりさせる

宅トレでどう変わりたいのか、目標とする体型のイメージをしっかり持っておきましょう。

「こうなりたい!」というイメージが明確にあったほうが、それに向かって頑張れます。

トレーニング開始前に鏡の前に立って目を閉じ、憧れのモデルや芸能人の姿を思い浮かべてみてください。

目を開いた時に鏡に映った現実を直視したあなたは「このままではいけない」と思うはず。その気づきがあると、宅トレへのモチベーションが格段に上がります。

何事もなんとなくで始めたことは長続きしません。自分の目標、理想の姿をしっかりとイメージしましょう。

小さな目標を立てる

最初から大きな目標を設定していませんか?理想のボディラインになるためには、小さな目標をクリアしていくのがおすすめ。

小さな成功体験の積み重ねが、あなたの自信に繋がります。

最終的に「5kg痩せたい」という目標があった場合、いきなり5kg減を目標にせず「1週間で1kg痩せよう」「2日で250g落とそう」とハードルを下げておく。

このように小さな目標を積み重ねることで、最終ゴールへの到達も難しくなくなります。

そして目標をクリアした経験はあなたの自信になり、トレーニングも楽しく継続できるでしょう。

「これだけはやる!」というメニューを決める

「これだけはやる!」というメニューを決める

あれもこれもと頑張りすぎると、その反動で挫折しやすくなってしまいます。「これだけはやるぞ!」と1種類だけに絞り、ゆるく続けてみましょう。

メニューを限定してしまったほうが運動を習慣化させやすいです。

また、トレーニング初心者がいろいろなメニューに取り組むと、姿勢も安定せず怪我をしてしまう危険も。宅トレに不慣れなうちはあれこれ手を出さず、メニューを限定しましょう。

QOOLでは初心者向けの宅トレメニューを解説した記事を掲載中。

こちらで紹介しているメニューを試してみて「あ、これは効果があるな」と実感したものだけを続けてみるのもおすすめです。

毎日の変化を可視化する

毎日の変化を可視化する

「効果を感じない」と宅トレをやめてしまったあなたは、トレーニング効果を勘違いしています。

筋トレに即効性はありません。しかし、トレーニングした体は毎日少しずつ理想のボディラインに近づいており、あなたはそれに気づいていないだけ。

効果を実感しやすくするには、毎日の体の変化を可視化させましょう。

なかなか効果が実感しづらとやる気も続きませんが、毎日の変化が目に見えて分かるとモチベーション維持も簡単です。

たとえば、必ず朝食前に体重計に乗る、入浴前に鏡の前で写メを撮る、運動記録をスマホで管理するなど、小学生の観察日記のように記録していきましょう。

撮影した画像でタイムラプス動画を作っても面白いかもしれません。

宅トレに飽きやすいと自覚している人はぜひ試してみてください。

自分で自分を褒めてあげる

自分で自分を褒めてあげるのも、宅トレを続けるポイントです。

「スクワット10回だけなのに辛い」「意志が弱くて宅トレが3日しか続かなかった」と悲観してはいけません。

「10回もできて偉い!」「3日続いた自分すごい!」とトレーニングできた自分を褒めてあげましょう。
そうすることで宅トレのモチベーションが上昇し、より一層頑張れるようになります。

これは教育心理学で「ピグマリオン効果」と言われており、実際にジムの指導でも活用されている方法です。

SNSで宅トレ仲間をつくる

「一人で頑張れそうにない」そう感じるあなたは、SNSやアプリを活用して宅トレ仲間を見つけてみましょう。

たとえばInstagramなら#筋トレ女子でトレーニングの様子が多数投稿されていますし、LINEのオープンチャットを「筋トレ」で検索し、気になるルームに参加してみるのもおすすめです。

他の人の投稿を見て「この人も頑張ってるんだから、私にもできる」と奮起できますし、自分の取り組みに「いいね!」がつくと、モチベーションも上がります。

SNSは、孤独感解消に最適なツールです。仲間と一緒に頑張りましょう。

宅トレは続かなくて当然。しかし、少しの工夫でトレーニング習慣はしっかり身に付く

宅トレをはじめ、トレーニングは続かなくて当たり前。人間の体のつくりや行動学からみても仕方のないことです。

しかし、取り組み方をほんの少し工夫するだけで、宅トレ習慣はしっかり身に付きます。そうなると、あなたの理想とするボディラインを叶える日も遠くはないはず。

今回ご紹介した方法を取り入れて、宅トレが続かない自分から卒業しましょう!

「目的やライフルタイルに合わせて宅トレを楽しみたい!」という方は宅トレのスケジュールや頻度についての記事も合わせてご覧ください。

QOOL編集部 木村
学生時代は帰宅部で運動が苦手。QOOLにジョインしたのをきっかけに体づくりの大切さを知り、今では家族とリングフィットやアプリを活用して家トレを楽しんでいます。

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